2013年3月23日土曜日

発売50周年、Please Please Meの聞き所を紹介します!


3月22日はビートルズのファーストアルバム、"Please Please Me"が発売された日です。
今年で発売50周年を迎えるそうです。
こんなに長い間愛され続けているビートルズはやっぱりすごいなと思います。
発売された当時は30週間チャート1位を保持したそうです。
しかもPlease Please Meからトップを奪ったのはビートルズ自身のセカンドアルバム、"With The Beatles"だったというのだから驚きです。
僕も愛聴しているミュージシャンはたくさんいますがビートルズはやっぱり別格ですね。

ビートルズのアルバムというとRevolverやWhite Albumなど中後期の作品をフェイバリットに挙げる方が多いように思います。
中後期は美しいバラードのイメージが強いので、そこから離れた"Please Please Me"はややスルーされがちなように感じます。
でも僕としては結構お気に入りのアルバムなので、ぜひ聞いてみてほしいですね。

では聞き所をいくつか紹介したいと思います。
まず1つ目はなんといってもライブアルバムさながらの勢い。
オープニングのポールによる「ワン、トゥー、スリー、フォー!」というカウントからバンドのテンションの高さを感じられます!
総レコーディング時間30時間、ほぼ一発取りの録音がこのテンション感を生んでいるのでしょう。

そして2つ目にカバー曲が多いということ。ビートルズの演奏で自作曲以外の様々な名曲が聞けるのは本アルバムとWith The Beatles、そしてBeatles For Saleの三枚だけです。
ハイライトは稀代の名作曲家、Burt Bacharach作の"Baby It's You"です。
バカラックならではの美しいメロディーをジョンがポップに歌い上げています。
アレンジもとても秀逸なのではないでしょうか。

3つ目はビートルズの生のボーカルとコーラスワークが楽しめるということです。
ビートルズは言うまでもなく、ボーカルグループです。
ボーカルにスポットを当てた作品作りは後期まで変わらないのですが、メインボーカルを二重に録音したダブリングものが結構多いのです。
本アルバムではメインボーカルのダブリングはなく、ビートルズの生々しいそのままの声を楽しむことができます。
後期の作品ではダブリングは少なくなってきますが、初期のような密なコーラスワークは聞くことができません。
ジョン、ポール、ジョージのそのままの声による重厚なコーラスを一番楽しめるのもこのアルバムなのではないでしょうか。
特に最後のTwist And Shoutはジョンの真骨頂だと思います!

聞いたことが無かった方はぜひ一度最初から通してPlease Please Meを聞いてみてください!
新しいビートルズの側面が見つかると思います!