2011年8月14日日曜日

335ボディのセミアコにアクティブピックアップを搭載してみた

Editor : Yosuke Hayashimoto (Sonascribe)
みなさんこんにちは。
Sonascribeのギタリスト、林本陽介です。
僕らは今、音源作品のレコーディングに取り組んでいます。
その際、やはりより良い音で録る事は作品をより良くする上で必須です。
レコーディング器機や環境はもちろん重要ですが、まずギターをいい音にしなくては考えました。
先輩でリペアマンの播磨さんに相談しピックアップを交換してレコーディングに臨みました。
その結果をレポートします!!

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このギターには元々、電池を使わないパッシブタイプのピックアップが搭載されていました。
ノイズの低減などを考慮して今回は電池を使うタイプであるアクティブピックアップのEMG85にコンバートしました。

アクティブタイプのメリットはいくつかありますが、第一に挙げられるのはそのノイズの少なさでしょう。
パッシブですとノイズレスを謳っているものでもやはりハムノイズは発生してしまいます。
パッシブは内部の配線やシールドの品質の影響も受けやすいので、それもノイズの原因になります。
第二にその音圧感とレンジの広さ。音がはっきりと前に出てきます。
また出力される帯域がとても広くフラットなので、音作りがとてもしやすい抜けのいい音が得られます。
EMGですとタイプにもよりますがミッドによっているがきている印象ですが、それでもパッシブよりはるかにフラットです。

そしてこのギターの改造の一番のポイントはなんといっても18v仕様!
EMG搭載のギターは9vの電池が一個というのがほとんどだと思いますが、電池を2つ搭載することにより、完全に別モノになります!
基本的には上記のポイントが更にパワーアップされる感じなのですがノイズはほとんどゼロ!
ラインはもちろん、大きな真空管アンプにつないでとても静か!
音圧もさらにパワーアップして、さらにハイファイな感じになります。

今やプロのスタジオで使われている機材が個人で持てる時代になりました。
自宅での録音の場合、ライン録音することが多いと思いますが、アクティブはとてもライン録音と相性が良いため、音質がワンランク上がります。
前述の通りノイズもほとんどないので、ミキシングやマスタリング時にホワイトノイズに悩む事はありません!

18v化は電池ソケットを買ってきて、直列につなぐだけで簡単にできますが、基本的には自己責任でなさってくださいね。
僕の場合は師匠であるAcousphereさんも18Vを試してよい結果を出していたのでトライできました。
9vから18vほど変化は大きくないらしいですが気になった人は試してみてください!

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