2014年3月30日日曜日

心理的ハードルを下げる。


楽器の練習で何か新しい曲に挑む時、「難しそうだな〜」と気後れしてしまうことは誰にでもあると思います。
特に楽譜になっていると何ページにも渡っている場合もあり、それだけで難しい曲だというイメージを持ってしまうこともあるでしょう。

しかし譜面上やパッと聞いた感じだけで、そういったイメージを持ってしまうとそれだけでハードルがどんどん上がってしまい、ともすると練習が楽しくなくなってしまいます。
反対にこの曲は簡単だ、弾けるんだと思いこんでしまうと練習も楽しくなり、実際に早くマスターできるようになります。

プログレのようなよっぽど突飛な構成のものでない限り、ロックやポップスの曲は似たようなコード進行が繰り返されて曲が構成されています。
例えばこの曲ではだいたいGの次にEmがくるといったように出てくるコードの順番は整ったものである場合がほとんどです。
そういった視点でみていくと、「Aパートのここができれば、Bパートのここができるな」とか「AパートのこことCパートのここはほとんど一緒だな」といったようにどんどん共通点が見つかっていきます。
楽譜が3ページに渡っている場合でも最初の1ページができてしまえばあとの2ページは同じような感覚でできてしまったりするものです。

そんな風に考えて曲の構成をみていくと心理的なハードルがどんどん下がっていきます。
大切なことは譜面の見た目の複雑さに惑わされず、まずはできるんだと思うことです。
そのために曲の中で共通項を見つけだし、自分で理論武装してしまうことです。
そうすればどんな曲でも必ず弾けるようになります!

2014年3月29日土曜日

ソロウクレレの作り方


最近は弾き方のみならずソロウクレレの組み方のレッスンも増えてきました。

自分でアレンジを組んでいくのも楽器の楽しい部分の1つだと思います。
組み方を知っているとソロウクレレ以外にも伴奏のイントロや間奏にメロディーを盛り込むことができ曲に彩りを添えることができます。

僕がソロウクレレを組み立てる際の手順を書き出してみたので参考にしてください!

1.コード進行とメロディーを確認する
まずアレンジする曲のコードとメロディーを採譜します。
その上でメロディーのどの部分でどのコードが鳴っているかという部分を確認します。

2.コードフォームを軸にしてメロディーを付け足していく。
メロディーがコードの構成音だけで収まる場合もあれば、その他の音が入ってくる場合もあります。
その場合はコードフォームの一部を変えてその音を拾いにいきます。
メロディーは基本的にトップノート(そのコードの中で一番高い音)になるようにします。

3.様々な場所のコードフォームを探す。
ウクレレは同じ音が色々な場所で出ます。
従っていろいろな場所で同じコードが鳴らせます。
この別の場所のコードフォームを色々と試して、あるいは組み合わせてニュアンスが近いものや弾きやすいものを選択していきます。
この際、大事なことは「コードフォーム」という概念から離れることです。
コードフォームとはここにメロディーや曲の流れと調和する音があるというガイドラインのような物と捉え、その上で必要な音を選択していくという感覚が大切です。

4.必要な音を絞っていく。
必ずしも4本の弦すべてが鳴っていないといけない訳ではありません。
多くの音が鳴っているとメロディーが引き立たなくなる場合もあります。
一番低いベースの音とメロディーだけで成立してしまう場合も多くありますので音の分厚さとメロディーのバランスが良い所を探っていきます。

5.メロディーの合間の部分を考える。
曲のなかでメロディーはずっと流れている訳ではなく、やはり間があります。
その間をどう弾いていくのかを考えます。
基本的にはアルペジオやストロークなどで間を埋めていきます。
また曲の中にはメロディー以外にもギターや管楽器、ピアノなどで印象的なフレーズがたくさん出てきます。
それらの再現を1〜4の手順で試みるのも面白いですね。

6.弾き込んでアレンジを見直す。
まずは自分の理想の音や流れを詰め込みます。
その上で弾き方に無理がある所を見つけ、弾きやすさ、ミスの可能性の低さ、出したいニュアンスと音のバランスを調整していきます。
「部分ごとに弾くと問題はないけれどもつなげると難がある」という場合もあり得ます。
そいう時は少し戻って、既に完成したパートの修正も検討します。

以上の行程を繰り返しながらアレンジを作っていきます。
ポイントは取捨選択、トレードオフです。
4本の弦という制限の中で作っていくので同時に鳴らせない音も出てきます。
その時に一番優先すべき音やフレーズをピックアップしていきます。

もう1つ大事なことはゲーム感覚です。
4本弦の制限の中でいかに遊ぶか。
指使いは無理のないよう、システマチックに組む必要がありますがあまり弾きやすさの方にばかりに偏りすぎても淡白なアレンジになってしまいます。
ちょっとチャレンジの要素も残しつつパズルを組むような感じでいろいろな弾き方、運指を探っていって欲しいと思います。

ぜひ皆さんもオリジナルソロウクレレのアレンジにチャレンジしてみてください!

2014年3月27日木曜日

CD, Someone Still Loves You


今日はDonny Hathawayの"Live"を聞いていました。
Donnyのソウルフルな歌声とWillie Weeksのブリブリのベースがとてもカッコいい。
このアルバムは高校生か中学生かの頃、雑誌で名盤として紹介されていて知りました。
その後、中古CD屋を巡っていたときに見つけて、「この前みたアルバムだ!」と思って購入。
それからずっと愛聴盤となっています。

今はYouTubeで昔とは比べ物にならないほど多くの音楽に触れることができるようになりました。
それでもCDという媒体が持っている魅力というのはまだ少なからず残っているように思うのです。
あの一枚のプラスティックにそれぞれの世界が詰まっていて、宝箱を開けるようにケースを開いて聞いていました。

当時はYouTubeもなくCDが唯一の音源ソースでした。
僕の地元は田舎でタワレコなどの大手CDショップもなかったので、欲しいCDを探して中古CD屋をひたすら巡る訳です。
しかも10代でお金がないので雑誌やディスクガイドでどのアルバムが名盤か、必聴盤かをリサーチして買うわけです。
それでも選びきれずにお店で長いこと迷い続けるということもありました。

そんな風に集めたCDも今の住まいに引っ越すときに実家に全部送ってしまいましたが、たまにはCDをセットしてアルバム一枚を跳ばすことなく、ジャケットやライナーノーツを眺めながら聞きたいななんてことも思うのです。

2014年3月26日水曜日

ベースレッスン

昨日、いきなりベースの譜面など載せてみましたが、実は最近、ベースレッスンもやっています。
昔からベースの音やフレーズが大好きで、曲を聞いててもベースばっかり聞いていたり実際に練習したりしていました。

リズムをさらに鍛えようということで最近はまたよくベースに触っています。
ベースのレッスンサイトなども立ち上げてベースレッスンも本格的に初めていきたいですね。

2014年3月25日火曜日

Reach For The Moon


ものごとの成否の境目は案外簡単なもので、やるかやらないかという単純な選択肢の上にあると思う。
でもその選択肢の溝は結構深いもので、容易に越えられないものである。
そういう時の原動力は「自分にはできる」という思い込みだと思う。

自分は結構思い込みが激しい方だと思う。
中学の時にギターを始めたけれどもそのときから「プロになる!」と息巻いてみたり。
高校卒業後、東京に来てそして21才の時にイギリスに留学した。
留学した理由は挙げて行けばいくつかあるけれど今から振り返ればいくぶん勢いまかせな所はあった。
しかし「イギリスでデビューするぞ!」と気合いを入れて渡航したのは確かだ。
これに関しては結構本気でできると思っていた。
そんな今までの思い込みの数々が積み重なって音楽を仕事にすることができたんじゃないかと思う。


Reach for the moon, even if we can’t.
月に手をのばせ、たとえ届かなくても

Joe Strummerのこの言葉がとても好きだ。
彼は絶対に届くと思っているであろうあたりがまたいい。

これからももっと壮大に勘違いしていけたらもっと面白いことことができるんじゃないかな。

Marvin GayeのWhat's Going Onのベースラインの最初を採譜しました!


Marvin GayeのWhat's Going Onのベースラインの最初を採譜しました!
この曲でベースを弾いているのはJames Jamerson。
モータウンの専属ベーシストとして数々の名曲に携わってきたエレクトリックベースの開祖の一人です。

彼の演奏の特徴はベースラインの美しさです。
単なるハーモニーの低音部だったベースにメロディ−を持ちこみ、「ベースメロディー」を奏でることにより曲に彩りを添えています。
Chuck RainyやWillie Weeksなど多くのフォロワーを生み、Paul McCartneyやJohn Paul Jonesなどがフェイバリットに挙げるなどロックベーシストにも大きな影響を与えました。

中でもWhat's Going Onは彼のベストテイクの1つだと思います。
イントロのベースラインがこの曲の最初のフックとなっています。
歌が入ってからもオブリガードのように歌の合間にベースのメロディーが聞こえてきます。
歌を活かすためかゴーストノートは少なめですが、シンコペーションや音の切り方でリズムが見事に表現されています。
またここぞというポイントではゴーストノートが入っており、勢いがつけられています。

今回はイントロとAメロの最初の部分までですが、続きも採譜して載せていきたいと思います!

ホテル椿山荘でランチ

今日は目白にあるホテル、椿山荘のレストランでランチを食べてきました!
椿山荘にきたのは今回が初めてで、雰囲気、ホスピタリティー、料理のクオリティー、最上のものを味わってくることができました。

普段レストランにいくと、どうやったらこれ作れるかなーなどと考えながら食べたりするんですが、今回はさすがに想像もつかないもの多数!
素材ひとつひとつがとても美味しくとても楽しい時間を過ごすことができました!

写真はレストラン前の窓からの風景。
山県有朋卿の私邸だったそうで、庭も東京とは思えない自然にあふれたとても落ち着いた雰囲気です。
今日は庭までは行けませんでしたが、またじっくりとこの雰囲気を楽しみにきたいですね!

2014年3月23日日曜日

2014/4/27 初心者向け"Every Breath You Take" ウクレレクリニックのお知らせ! 

Acousphere Guitar School presents ウクレレクリニック@Cafe

みなさんこんにちは! ギタリスト/ウクレレプレイヤーの林本陽介です!
きたる4月27日(日)に東京南荻窪のカフェ"Acousphere Cafe"を会場に初心者向けウクレレクリニックを開催します!


今回はStingが率いたロックバンド、Policeの"Every Breath You Take"を課題曲に取り上げます。
この曲の顔となるあのギターフレーズ、「リフ」の弾き方にスポットを当ててお伝えしていきます。

その他にウクレレを簡単に弾くための方法やきれいに音を出すためのコツをお伝えしていきます!
これからウクレレを始めようと思っている方、ウクレレを買ったけれども練習方法がわからないという方にも基礎から丁寧にレクチャーしていきます!
ロックの名曲、名フレーズを一緒に弾いてみませんか?

日時 2014年4月27日(日)
場所 東京南荻窪「Acousphere Cafe」
開演 15:50オープン 16:00スタート (Acousphere Cafeは15時からクリニックの準備のため一旦閉まります。)
料金 2000円
人数 定員10名
講師 メイン講師 林本陽介(Sonascribe)
サブ講師 麻生洋平(Acoustic Sound Organization)
     井上直樹(Sonascribe)

内容 
Every Breath You Takeを課題曲にリフの弾き方とウクレレを簡単に弾くための方法やきれいに音を出すためのコツをお伝えしていきます。

申込 
sonascribe@gmail.comまで、「お名前」と「予約人数」を記載の上メールを送信ください! 件名に「2014/4/27 ウクレレクリニック希望」とご明記願います。 
ウクレレをまだお持ちでない方には貸し出しができます。
貸し出し希望の方はその旨もご記載ください。
(ウクレレの台数には限りがありますのでお早めにお申し込みください)

(ウクレレクリニックの参加をメールでお送りいただいた方で、 返信が確認出来ない方はメールが届いていない可能性があります。その場合は再度お問い合わせ願います。)

こちらは前回のウクレレクリニックの写真です。
Acousphere Guitar Schoolではハワイアンの曲ではなくロックやポップスの曲を題材に伴奏やメロディープレイ、ソロウクレレなどを習うことができます。
初心者の方にも弾けるような簡単なアレンジを用意したマンツーマンレッスンですので、こちらもぜひ参加してみてくださいね!


講師陣の演奏動画です!




ウクレレクリニック

今日はアコースフィアギタースクールのマンスリーイベント、ウクレレクリニックでした!
盛況のうちに終えることができました。
お越し頂いた皆様、ありがとうございます!
また来月の企画もすぐに発表したいと思いますのでご期待ください!

"The Nightfly”


最近、Donald Fagenの"The Nightfly”にハマっている。
大学の頃にFagenの大ファンだった友人に聞かせてもらったのが最初だ。
もともとSteely Danが好きだったこともありすぐに僕も気に入って聞き始めた。
そして思いだしたようにヘビーローテーションしている。

Donald Fagenがバンドメンバーそっちのけでスタジオミュージシャンを起用しまくってアルバムを作っていたのは有名な話だ。
僕はそのイメージからなんだか冷酷なイメージを彼に対して持っていた。
しかし彼の音楽、ソロもSteely Danもとても染み込むように心に入ってくる。
Fagenはいったいどんな人間なのだろうと気になった。

ネットでインタビューを探してみるとThe Nightflyは青年期についてのパーソナルな思いも入った作品であることがわかった。
片田舎で育った10代のFagenは真夜中のラジオでジャズを知りその世界にのめり込んだそうだ。

The Nightflyはラジオパーソナリティーの語り仕立ての歌詞になっている。
そのサウンドに耳を預けるとNightflyという言葉のイメージと相まって自由に漂っていけるような気分になる。

10代の頃を思い出すと、いろんなコンプレックスや不満があったり、焦燥感にかられていた。
でも音楽を聞いてる間はとても自由な気分になれたのだ。
Fagenもきっと同じように真夜中のラジオに自由を感じていたのだと思う。

そんな風にDonald Fagenに少し親近感を感じながら、ラジオを聞くような気分で
今日もThe Nightflyを聞いている。
最近はそんな午前4時を過ごしている。

2014年3月22日土曜日

譜面の準備


日曜日のウクレレクリニックに向けて深夜の譜面書き。
申し込み頂いた皆様はお楽しみに!

2014年3月21日金曜日

紅茶の美味しい淹れ方を模索中

先日、紅茶を入れたらとてつもなく美味しい、奇跡の一杯が入りました。
よくお店の茶葉の説明なんかで「香り高く、フルーティーでほのかな甘み」といったような文がよく書かれていると思いますがまさにそんな感じ。
苦みがなくすっきりとしていてとしていて後味がとてもフルーティー。
ここ数日、それの再現を目指していろいろと試行錯誤していましたが、なかなか同じようにはいきません。

今日淹れたのはなかなか良い所までいきましたのでデータをアーカイブ。
とりあえずここまで試してきたなかでの必須ポイントはこんな感じです。

・沸かした湯は別の鍋か急須に入れる。
例えばミルクパンで沸かしてそのまま茶葉を入れると熱が入り続けて苦みが出る。
火を止めても余熱で熱は入ります。

・沸かしたあとに水を入れて少し冷ます。
沸かしたてだと熱すぎて同様に苦みが出ます。
コップ3から5杯程度ならコップ半杯くらいを入れると量的にもちょうどよいかと。
湯を入れて水を入れて冷ましてそれから茶葉

・人数:茶葉=3:2
コップ3杯なら茶葉2杯
ここはまだ試す余地あり。

・茶葉を入れたら蓋をして3分半
蓋をして「蒸らし」をするとよいと聞いたことがあるのでやってみた。
どちらかというと水で温度がある程度下がっているので、それ以上冷まさないようにする意味もあり。
時間についてはまだ要検証。

使った茶葉はアッサムです。
お家で淹れる際は参考にしてみてください!

2014年3月20日木曜日

今日は雨で街は静かですね。
最近は春一番も吹いて春らしくなってきましたが、今日は結構冷え込んでますね。
寒の戻りといったところでしょうか。

この雨で梅は散ってしまうかもしれませんね。
街中の梅は満開を過ぎて若干散り始めの木もあります。
あまりじっくり見ないままシーズンが終わってしまいそうです。
まあ寒さにかまけてあまり散歩もしてなかったので仕方ないんですが。

次は桜の季節に期待です!

Stand By Me with Jigu


アコースフィアレコード所属アーティストであるJiguさんとウクレレのスタジオライブを撮影しました!
シンガーでもあるJiguさんにStand By Meを弾き歌いしてもらい、僕がアルペジオで間奏などで彩りを添えました。

Jiguさんの明るい歌声はウクレレの優しい音色ととても良く合いますね!
インストの作品がメインの僕らなので、歌はひときわ新鮮に響きますね!

Jiguさんのウクレレレッスンもアコースフィアスタジオで開講中です!
映像のような弾き語りにトライしたい方はぜひアクセスしてみてください!
初心者の方も歓迎です!
詳細はこちら!
http://jigu-ukulele.blogspot.jp/search/label/レッスンのご案内

2014年3月18日火曜日

今日は

アップルパイ焼いてみました!

Donald Fagenの"The Nightfly"をエンジニアリング的な側面から聞いてみた。


最近はモニタースピーカーというとにかくフラットな状況下で音楽を聞いてマスタリングやサウンドチェックのための耳を養おうと試みている。

今日は師匠がマスタリングのリファレンスに使っているKing Crimsonの"People", Pat Methenyの"Facing West"と比較していろいろと聞いてみた。

特に考えさせられたのはDonald Fagenの一作目のソロアルバム、"The Nightfly"収録のI.G.Y.
世界で初めて全編デジタルレコーディングで作られた作品で、内容のみならず、エンジニアリング面でも高く評価されている。
そのため、リファレンスに使っているPAエンジニアさんは多いという話を良く聞く。

実際に聞いてみるとベースやドラムの細かいところまで良く聞こえる。
キーボードなどの伴奏楽器とボーカルもどちらかに偏ることなくしっかりと聞こえる。
全体的に偏った帯域はなく、非常によく作られていると思う。

しかし"People"と比べると透明感というか音のクリアさが少し足りないように思った。
高域が少し削がれているのだろうか。
その点でI.G.Y.の方が若干ローファイに聞こえる。

制作年代が大きく違うからだろうか。
FagenやSteely Danの2000年代の作品も聞いてみた。
エンジニアリングの方向性はどれも変わらないと思う。

Fagenは一曲ごとに参加ミュージシャンを厳選し徹底したコントロールのもとで制作を行う完璧主義者で有名だ。
そんな彼がミックスやマスタリングに関与していないのは考えづらい。
むしろ"The Nightfly"でデジタルレコーディングに世界で初めて踏み切ったことを考えればエンジニアリングに関しても相当意識が高かったことが考えられる。
その点を鑑みれば、近年の作品まで同コンセプトの音作りをしているのは高域を少し犠牲することでFagenの声が映える帯域が押し出されているのではないかと考えられるだろう。

加えて音楽そのものの印象から考えても、Steely Danの作品が透明感溢れるみずみずしい音であったならちょっと場違いな感じはしてしまうだろう。
都市の闇を纏ったような真摯で辛辣なFagenの曲と声は少しくぐもったようなサウンドの中でこそ、さらにストレートに耳に届くのかも知れない。

2014年3月17日月曜日

リスニングの時間

最近、しっかりとしたリスニングの時間を設けるようにしています。
フラットなスピーカーでいい音の音源をたくさん聞くことで、耳をもっと育てていこうと思っています。
マスタリングや現場でのサウンドチェックを行う際、いい音がどんなものなのかしっかりとわかっており、問題のあるポイントに気付ける耳が必要です。
いいリスニング環境になるべく身を置くことで良い耳を作っていきたいですね!

ジャケットの季節

これからお世話になっている楽器店さんまで改造に出していたウクレレを受け取りにいってきます!

だいぶ春めいてきたので今日はコートはやめてジャケットを羽織っていきたいと思います。
ジャケットといえば春と秋が着どころですが早め早めに着れるところで着ていかないとすぐにシーズンが終わってしまいます。
意外とジャケットがちょうどいい季節っていうのは短い気がするので今のうちにジャケットスタイルを満喫したいと思います!

しかし久しぶりに新しいジャケットも買いたいですね。
ビンテージのチェック柄かストライプ、あと一度着てみたいのがユニオンジャック!
思い切った柄のが欲しいですねえ。

スリーコードのブルーズ進行


今日はレッスンでブルーズについてやりました。
こちらがブルーズの基本的なコード進行です。
上段がローマ数字での表記で、下段がキーAとした時の実際のコードで書いてあります。
単純にスリーコードのブルーズで、とかブルーズ進行で、といった場合、このコード進行を指します。
「ブルーズでジャムろう!」となったときはだいたいこのコード進行です。

たとえばお店のジャムセッションイベントではどんな感じにジャムがはじまるのでしょうか。

まずキーを決めます。
ブルーズはAかEでやることが多いのですが、一通りどのキーでもやれるとよいですね。
ギターは平行移動するだけで運指を変えずにキーを変えられるのでいろいろなキーに比較的対応しやすいです。

次にリズムを決めます。
王道のシャッフル、16分のファンク、ロックな8ビート、BBキングのようなスロー。
だいたいこの4種類です。

次にどこから始まるのか。
「頭から」であれば普通に初めからです。
「ケツから」であれば3段目、Ⅴ7から始めます。

「2個目で上がる」と言われたら2小節目でカッコのⅣ7にいきます。
スローのリズムではだいたいこうなります。

ブルーズは伴奏のコードではメジャー3度が入っているのですが、メロディーやソロではマイナー3度が入ったブルーノートスケールが使われていることが多いです。
メジャー系のコードにマイナー系のスケールが乗っているのはなんとも不思議ですね。
この少し混沌とした感じが「ブルージー」につながってくるのです。

ブルーズはそのシンプルさ故に簡単にジャムを楽しむことができるフォーマットです。
ぜひ「音楽仲間と気軽にセッション」という楽しみ方も体験してもらえればと思います!

2014年3月16日日曜日

編集作業中


先日撮影しましたJiguさんとのスタジオライブを編集中です!
インスト中心の我々の映像では珍しい弾き語りの映像です。
楽しみにしていてください!

ウクレレレッスンの生徒さんと一緒にスタジオライブを行いました!


ウクレレレッスンの生徒さんと一緒にスタジオライブを行いました!
曲はBrian Adamsの代表曲、Summer Of '69です。
ロックの名曲をウクレレ2本デュオで演奏してみましたのでぜひご覧になってみてください!

今まではレッスンの成果の発表の場が年に何回かのミュージックパーティーだけだったわけですが、こうして一緒にスタジオライブを行って映像を残すことでたくさんの発表の機会を生徒さんに持ってもらえればと思います!

加えてこうしたスタジオライブも「映像作品」としてインターネットの中でずっと輝いて残るものです。
ぜひいろいろな曲にチャレンジしていってもらえればと思います!

モニタースピーカー

スタジオに念願のモニタースピーカーを導入しました!
これから先日撮影した映像の音源のマスタリングです!

2014年3月15日土曜日

Beatlesの名曲、Yesterdayのコードレッスン動画を作成しました!


Beatlesの名曲、Yesterdayのコードレッスン動画を作成しました!

美しいメロディーのバックで鳴る印象的なギターの伴奏。
メインのメロディーと対をなすように伴奏からもメロディーが聞こえてきます。

大きな動きもセーハなどもないとてもシンプルな音使いで非常に大きな効果を生み出しているのはポール・マッカートニーならではだと思います

そんな印象的なギターのフレーズをそのままウクレレに置き換えました。
同じキー、同じ音使いでYesterdayを楽しめるようなアレンジです。

コード内の音の一部を動かして流麗にコード同士を繋いでいます。
この流れがメロディーとなって聞こえてくるんですね。
その流れをより際立たせるために一般的なコードフォームから一音省いたものを多く使っています。
そのぶん、左手はよりシンプルな形になっていますね。

サビはメロディーとユニゾンになっています。
メロディーをよく聞きながらバシッとタイミングを合わせられるように練習してみてください!

ウクレレ2本で、ボーカルとのデュオで、弾き語りで、色々な形で楽しんでもらえるアレンジになっています。
ぜひ練習して実際に演奏してみてください!

カフェ準備中

ただいまカフェの準備中です!
だいぶ暖かくなってきて、春の訪れを感じますね。
テラス席が気持ちよくなる季節が待ち遠しいですね。
窓を開け放したテラスのカフェは本当に気落ちが良いので、ぜひ楽しみにしていただければと思います!

本日も元気に営業してますのでぜひいらしてください!

2014年3月14日金曜日

夕飯

今夜は鍋です!
白菜とバラ肉は黄金の組み合わせですね。

撮影!

今日はこれから久しぶりにウクレレロックスの撮影をします!
チュートリアルパートも作るのでご期待ください!

エスプレッソ

朝の一仕事を終えてエスプレッソで一服です。
濃厚な独特の酸味はエスプレッソならではですね。
ドリップとはまた違った魅力があります。

ミニー・リパートンの名曲、Loving Youのコードレッスン動画を紹介します!


ウクレレの新しいレッスン動画を作成しました!

ミニー・リパートンの名曲、Loving Youのコードレッスン動画です!
音楽に合わせてコードダイアグラムが表示されますのでぜひ練習にお役立てください!

コード進行はほとんどワンパターンなので、初めだけできてしまえばすぐにマスターできると思います。
前半はアルペジオで静かな雰囲気で、後半はストロークでリズミカルに弾くと対比がついてかっこよい演奏になります!

ウクレレ2本でのデュオ演奏はもちろん、弾き語りで歌ったり、いろいろな形で楽しんで頂けると思います!

3月23日にはこの曲を課題曲にしたウクレレクリニックを東京荻窪のカフェで行います!
この曲を弾きたいという方はぜひいらしてみてください!

2014年3月10日月曜日

シダーウッド

最近のお気に入り、シダーウッドアトラスのエッセンシャルオイル。
樹皮系のものはハーブけいにはないエキゾティックさがあってよいですね。

2014年3月8日土曜日

2014年4月28日ライブのおしらせ!         Acoustic Garage - 吉祥寺Star PINE'S Cafe


来る2014年4月28日(月)にStar Pine's CafeにてAcousphere Recordによるイベント「Acoustic Garage」を行います!

今回で4回目の開催となるAcoustic Garageは前回からおよそ3年ぶりの開催となります!
Acousphere Recordの5組のアーティストがギター、ウクレレ、ボーカルとそれぞれの多彩なスタイルの音楽でみなさんおお迎えします!

出演アーティストはウクレレデュオのAcoustic Sound Organization、ニューエイジソロギタリストのAerial、ボーカル&ギターデュオのParanoaとAndifferent,
そしてギターデュオSonascribeです!

春の吉祥寺で音楽に溢れた素敵な夜をお過ごし頂ければと思います。
皆様の予約をお待ちしています!

Acousphere Record presents 「Acoustic Garage @ 吉祥寺Star PINE'S Cafe」
日時 2014年4月28日(月)
場所 吉祥寺スターパインズカフェ
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1
出演
Acoustic Sound Organization / andifferent / Aerial / Sonascribe / Paranoa
開場18:30/開演19:00
前売り¥2500+1drink/当日¥2800+1drink
予約申込 
sonascribe@gmail.comまで、「お名前」と「予約人数」を記載の上メールをお送りください。
件名に「Star PINE'S Cafe予約」とご明記願います。

出演アーティストの映像です!






2014年3月5日水曜日

音に表れる人格


最近、師匠の影響でPeter Gabrielを良く聞いている。
自分の中では80年代がすっぽりと抜けているのでとても新鮮だ。

Peter Gabriel本人はもちろんだけれどもリズム隊がとても耳を惹く。
Tony LevinとManu Katchéだ。
今日は特にManu Katchéについて書きたい。

Manu Katchéのドラムは結構揺らぐ。
スタジオ録音であっても伸び縮みする独特の柔らかなグルーヴだ。
歌やギターなどの上物に寄り添うような感じだ。

加えてManu Katchéは音が明るい。
師匠と話していたのことだけれどアフリカ系のミュージシャンは音が明るく、ひょうげている感じがする。
ライブ映像なんかをみると笑いながら叩いている。
それが音に表れているように思う。

僕の好きなドラマーにBeranard Purdieという同じくアフリカ系のドラマーがいる。
彼も伸縮性のある弾むようなドラムを叩く。
出てくるグルーヴのイメージもスコンと抜けたように明るい。
メイキングビデオや教則ビデオで結構喋っているシーンがみられるのだが、とても素っ頓狂な喋り方でやっぱり出す音のイメージと重なるのだ。

師匠との話のコンクルージョンは「人格が音に表れる」ということ。
普段発する言葉、喋り方、考え方、人とのコミュニケーション、それらを全部をひっくるめたその人の人格は不思議なほどはっきりと音に表れる。
人格を磨いていくことも音楽を究める上で重要な要素なのである。
敬愛するミュージシャンの良いメンタリティーも演奏同様に身に纏い、自己を変革していく努力が必要なのだろう。

2014年3月4日火曜日

"Loving You"で感じた音楽の火


ミニー・リパートンの名曲、"Loving You"をウクレレデュオで演奏しました!
多くのアーティストにカバーされている名曲ですが、オリジナルのミニー・リパートンについて少し調べてみました。

ミニー・リパートンは60年代にデビューしたのですが、ヒット作に恵まれないまま幾年かを過ごしました。
ミニーはスティービー・ワンダーはを敬愛しており、また、スティービーも無名時代から彼女に注目していたようです。
ミニーがスティービーのライブを見にいったことで知り合いになり、スティービーのプロデュースのもとでアルバムを制作し、そこからのシングルとして"Loving You"が発表され、大ヒットを記録しました。
しかしその翌年、がんを患い、3年の闘病の末、31歳でこの世を去ります。

このようなヒストリーを知るとミニー・リパートンは"Loving You"を生み出し、歌う為に生まれてきたように感じられます。
この曲が発表されたのが1975年、そこからおよそ40年近くを経た今なお、多くの人がこの曲を愛し、多くのミュージシャンが歌い継いでいます。
この"Loving You"という曲を通してミニー・リパートンの生き様はずっと残っていくんですね。
その一方で聞き手の思い出と結びついて、この曲を愛する人それぞれが違う形でこの曲を心に留めていると思うのです。
素晴らしい音楽はそんなふうに作り手の心から聞き手の心へ伝わっていくのではないかと思います。

現代を生きるミュージシャンとして、そんな音楽の火を絶やさずに受け継いでいかなければとこの曲を演奏しながら考えました。
そのためにも必死に音楽の勉強と研究、演奏を続けていかなくては!

2014年3月1日土曜日

スタジオライブ撮影


今日はAcoustic Sound Organizationの麻生さんとスタジオライブの撮影でした!
今度のウクレレクリニックの課題曲である"Loving You"をウクレレデュオで演奏しました。
近日中にアップロード予定です!