2013年6月30日日曜日

エッセンシャルオイル

アコースフィアスタジオではハウスキーピングにエッセンシャルオイルを使っています。
部屋全体が自然なアロマの香りになります。
スタジオは僕らの工房でもあり、レッスンの会場でもあります。
絶えず生徒さんが出入りするので、レッスンのための気持ちいい環境作りはかかせません!

僕のお気に入りはティートリーという樹皮系のオイルです。
独特の爽やかな香りは空気清浄作用もあるそうです。
樹皮系のオイルはキリッとした香りのものが多いですね。
使いすぎると材木屋さんにいる気分になりますが…

さらにこのティートリーにラベンダーを混ぜるのがオススメです!
ローズマリーの香りも好きですがどうしても肉料理を思いだすのでラベンダーにしたところとても良いマッチングでした!

インターネットで安く買えるのでぜひみなさんも試してみてください!
いろんな香りが発売されていて楽しいですよ!

2013年6月28日金曜日

カレーの本

カレー研究のためにこんな本をかいました!

中身はなんだか学術書みたいにぎっしり詰まってます!
まずは頑張って読まねば!

2013年6月22日土曜日

ルココライブ、ありがとうございました!


本日のルココ、カフェライブにお越し頂いた皆様、本当にありがとうございます!
最近はスタジオにこもって制作の日々が続いていましたが、久しぶりのライブはやっぱり楽しいですね!

今回はいつものギターデュオスタイルに加えて、新たに手に入れたラトリフのウクレレとミニギターによるスタイルも披露させて頂きました!
僕たちはロックやR&Bなどのアグレッシブな楽曲が多いので、柔らかなアコースティックセットといった感じで良い雰囲気を取り入れることができたと思います!

また、現在制作中のシングル、QueenのDon't Stop Me, Nowも今回初めてライブで演奏しました。
僕自身、結構前からやりたいと思って構想していた曲なので今回披露することができてとても嬉しかったです!

普段はYouTubeを通して発信する機会が多いので、ライブのように直にリスナーのみなさんと触れ合う機会はなかなか貴重なように思います。
暖かな拍手や熱心に聞き入って頂いている表情を見ると演奏にも自然と熱が入りますね!
今年の夏はMotion Blueを始め、ライブの機会が多いので本当に楽しみです!
今回のようなカフェライブもまた展開していきたいと思いますので、これからも応援どうぞよろしくお願い致します!

2013年6月15日土曜日

BeatlesのHello Goodbyeのコードを分析してみました!


BeatlesのHello Goodbyeの分析譜を書いてみました!
Hello Goodbyeは主にポールによって書かれた曲でジョンとの行き違いをテーマにした曲です。
明るい曲想とすれ違いを嘆く歌詞の対比が印象的です。

この曲のキーはCメジャーです。
特筆すべきコードは2つ。
最初のコードのF6とコーラス中のA♭です。

まずF6についてです。
メロディーがDの音から始まっているため6コードになっています。
ビートルズは6のハーモニーがすきなようで色々な曲に使われています。
She Loves Youのサビの最後、Helpのエンディングなどが代表的です。
また、ポールはコードの1、3、5度以外のテンションの音からメロディーが始まることが多いです。
例えばYesterdayのは"Re Do Do"と9thから歌が始まっています。
そのテンションの音が楽器側でも鳴らされている場合と鳴らされていない場合があります。
コードの調和か対比かはその曲ごとで選択されているようですね。

次にA♭です。
この曲はCメジャーのキーの音で構成されるダイアトニックコードにはないコードです。
ではこのコードの出自はどこなのでしょうか。
このコードはCマイナーのなかで現れるコードです。
つまりA♭が鳴ったこの一瞬、マイナーの雰囲気が流れるわけです。
正確にはキーでなく、曲を構成するモードが変わったと捉えます。
A♭以外のコードの時、曲はC Ionian(アイオニアン)、 A♭の時はC Aeolian(エオリアン)のモードになっているということです。
これをモーダルインターチェンジといいます。
メジャーコードなのにマイナーな雰囲気になるのはなんだか不思議な感じがしますね。
コーラスの歌詞、"I don't know why you say good bye, I say hello"のgood byeの箇所がA♭になります。
good byeという単語が持つ別れのイメージがよく表現されていると思います。

ちなみにAメロ最後のF/GはFの3度を鳴らさず2度にした方が原曲に近い響きになると思います。

6コードとモーダルインターチェンジがビートルズのソングライティングの秘密の一部なのではないかと思います。
もっと他の曲も研究して彼らのセンスに近づいて行きたいですね!

2013年6月13日木曜日

動画制作のプロデュース。もう一歩踏み込んで考えてみる。


現在、You Tubeのコンテンツ制作は僕の主要な仕事の1つだ。
スタジオライブ、レッスン動画、BGM動画などの撮影や制作にできるだけ多くの時間を費やすようにしている。

今日、社長と先輩の麻生さんと動画制作についてのミーティングがあった。
社長から伺った内容をごく簡潔にいうと、「作った動画がどのような使われ方をするのか、そしてその使われ方に最適なプロデュースができているか」ということである。
例えばスタジオライブの目的が演奏者の魅力を伝えるということだとしよう。
その場合、演奏者、演奏する曲ごとにもっとも効果的な方法を追求しなければならない。
突き詰めていくと、良い演奏をいい音と良いカットで撮るのはあたり前で、そこから先、何かしらのコンセプト、ストーリーが見えるようなプロデュースが必要なのだ。
印象的なコンセプト立てがあることで演奏者の個性が視聴者によりダイレクトに届くのだろう。
また、スタジオライブの目的や使われ方は「演奏者の魅力を伝える」以外にもっといろいろあるのかもしれない。
ここも引き続き考察が必要な点だろう。

現在の僕の場合、プロデュースするものというとやはり自己のユニットであるSonascribeだ。
撮影する動画ごとに伝えたいものは何か、どのような空気感が必要か。
真剣な演奏の雰囲気か、和やかで楽しそうな雰囲気か。
演奏時のこちらの気持ちや雰囲気というものはカメラを通しても伝わるものである。
先に述べたコンセプト立てに加えて現場の雰囲気作りや演奏者に気持ちを高めることも重要なプロデュース項目の1つであると思う。

クオリティーをさらに高めるため、考察を絶やさずに制作を続けて行きたいと思う。

2013年6月9日日曜日

師匠であるAcousphere奥沢さんにピッキング研究ヒストリーをインタビューしました!



現在、師匠である奥沢さんからレッスンで指導を頂いて、よりいい音を出すために自分のピッキングを根本から見直しています。
ストロークの動きが基本となっていてストロークとシングルノートの動きに垣根がないピッキングスタイルを身につけようとトレーニングを積んでいます。
奥沢さんのピッキングヒストリーをインタビューできる機会があったので教えて頂いた内容を記しておきたいと思います。

「ワンマンリズムセクション」やソロギターといったプレイスタイルからフィンガーピッキングのイメージが強い奥沢さんですが、ギターを始めた当初はフォークソングを弾いていて、ストロークをメインに演奏されていたそうです。
シングルノートを弾く時もストロークの持ち方のまま、弾かれていたそうです。
今、僕が教えて頂いている、「ストロークとシングルノートの境界がないピッキング」というスタイルの礎はここで築かれたんですね。

そして本格的にピッキングについて研究を始めたのはAl Di Meolaがきっかけだったとのこと。
Mediterranean Sundanceで見られる、ストロークとシングルノートを自由に行き来するスタイルに憧れたそうです。
Mediterranean Sundanceをコピーし、Al Di Meolaを研究する過程でやはり、ピックの握り方を逐一変えるという発想には至らなかったとのことです。
このスタイルを習得する過程でフォークの演奏で身につけた大味なストロークが非常に役に立ったそうです。

ではそこからグルーヴピッキングという考えにどう至ったのでしょうか。
グルーヴピッキングとはストロークやカッティングの動きのように常に右手を動かしているような感覚でシングルノートをプレイするというコンセプトです。
このコンセプトを取り入れることによりシングルノートのメロディープレイがとてもグルーヴィーなものになるのです!

その答えはWayne Johnsonでした。
彼はコードを弾いているときもシングルノートを弾いている時も全くリズムがよれず、奥沢さんはその秘密は何だろうかと考え始めたのだそうです。
Wayne Johnsonは伴奏時とソロ時で右手の動きが全く変わらないのだそうです。
つまりストロークの動きでシングルノートにアクセスしているということです。

ここで奥沢さんはさらに考えを進め、シングルノート時のピックの重要性に気づかれたそうです。
これに関しては長い伴奏のキャリアとピッキングの研究が結びついて生まれたものだそうです。

このインタビューで奥沢さんから教わった大切なことは「研究」するということです。
オリジナリティーや演奏の良さというものは我流から出てくるものではない。
型を破るには型を知る必要がある。
型を知らずに個性という大義名分のもとに好き勝手をやってもそれは型破りではなく「型なし」である
我流を捨て従うことがマエストロへの道乗りへの第一歩なのではないでしょうか。