
今年の初めからスタジオに導入しました、フォーカスライトのマイクプリ、ISA Tow。
自分にとっては初めての所有することになるアウトボードのマイクプリです。
マイクプリとは何かと言いますと、マイクプリアンプの略で簡単にいうとマイクや楽器の音信号を大きくする機械です。
マイクやギターのピックアップの信号はとても小さいので、レコーディング機器の中できちんと扱える大きさまで増幅するのです。
その増幅の仕方、質によって音のキャラクターや品質が大きく変わるというわけです。
このISA、メーカーの謳い文句では「クリアかつウォーム」
これは使って見ると確かにその通り。
低音から高音までしっかり出て抜けが良いです。
クリア・クリーン系で売り出されているものは透き通るような感じ、シャキッとした感じがあるものが多いですが、それとは確かに違うふくよかな音。
真空管系のものほどぶっ太い音ではないものの、良いバランスだと思います。
音に張りが出る感じですね。
あとこれに限らず高品位マイクプリはみんなそうかもしれませんが弾いた時のニュアンス、楽器ごとの個体差、楽器の調整具合などが結構大きく出るように思います。
やはり再現性が高いんですね。
入力機器のわずかな違いにもビビットに応えてくれます。
そしてびっくりしたのがDAW内でのEQに対する追従性がとてもいい!
カットもブーストもとてもはっきり出ます。
僕らの編成だと伴奏ギターの低域を持ち上げることが多いのですが、とても豊かにベースラインが立ち上がってくれます。
先日のクラシックギタリスト、片山くんのレコーディングでも大活躍でした。
自分たちの作品も速く録りたいですねえ!