2014年3月23日日曜日
"The Nightfly”
最近、Donald Fagenの"The Nightfly”にハマっている。
大学の頃にFagenの大ファンだった友人に聞かせてもらったのが最初だ。
もともとSteely Danが好きだったこともありすぐに僕も気に入って聞き始めた。
そして思いだしたようにヘビーローテーションしている。
Donald Fagenがバンドメンバーそっちのけでスタジオミュージシャンを起用しまくってアルバムを作っていたのは有名な話だ。
僕はそのイメージからなんだか冷酷なイメージを彼に対して持っていた。
しかし彼の音楽、ソロもSteely Danもとても染み込むように心に入ってくる。
Fagenはいったいどんな人間なのだろうと気になった。
ネットでインタビューを探してみるとThe Nightflyは青年期についてのパーソナルな思いも入った作品であることがわかった。
片田舎で育った10代のFagenは真夜中のラジオでジャズを知りその世界にのめり込んだそうだ。
The Nightflyはラジオパーソナリティーの語り仕立ての歌詞になっている。
そのサウンドに耳を預けるとNightflyという言葉のイメージと相まって自由に漂っていけるような気分になる。
10代の頃を思い出すと、いろんなコンプレックスや不満があったり、焦燥感にかられていた。
でも音楽を聞いてる間はとても自由な気分になれたのだ。
Fagenもきっと同じように真夜中のラジオに自由を感じていたのだと思う。
そんな風にDonald Fagenに少し親近感を感じながら、ラジオを聞くような気分で
今日もThe Nightflyを聞いている。
最近はそんな午前4時を過ごしている。