2014年3月4日火曜日

"Loving You"で感じた音楽の火


ミニー・リパートンの名曲、"Loving You"をウクレレデュオで演奏しました!
多くのアーティストにカバーされている名曲ですが、オリジナルのミニー・リパートンについて少し調べてみました。

ミニー・リパートンは60年代にデビューしたのですが、ヒット作に恵まれないまま幾年かを過ごしました。
ミニーはスティービー・ワンダーはを敬愛しており、また、スティービーも無名時代から彼女に注目していたようです。
ミニーがスティービーのライブを見にいったことで知り合いになり、スティービーのプロデュースのもとでアルバムを制作し、そこからのシングルとして"Loving You"が発表され、大ヒットを記録しました。
しかしその翌年、がんを患い、3年の闘病の末、31歳でこの世を去ります。

このようなヒストリーを知るとミニー・リパートンは"Loving You"を生み出し、歌う為に生まれてきたように感じられます。
この曲が発表されたのが1975年、そこからおよそ40年近くを経た今なお、多くの人がこの曲を愛し、多くのミュージシャンが歌い継いでいます。
この"Loving You"という曲を通してミニー・リパートンの生き様はずっと残っていくんですね。
その一方で聞き手の思い出と結びついて、この曲を愛する人それぞれが違う形でこの曲を心に留めていると思うのです。
素晴らしい音楽はそんなふうに作り手の心から聞き手の心へ伝わっていくのではないかと思います。

現代を生きるミュージシャンとして、そんな音楽の火を絶やさずに受け継いでいかなければとこの曲を演奏しながら考えました。
そのためにも必死に音楽の勉強と研究、演奏を続けていかなくては!