2016年6月11日土曜日

ジャズソロウクレレのレッスン! クラスターコードでロマンティックに。

本日のレッスンはジャズスタンダード、Black Orpheusのソロウクレレアレンジ!
生徒さんと一緒にアレンジを作っていくことでアレンジの手順や判断のポイントなどを学んでもらいます。

今回はメロディーの流れに重点を置いたルバート的なアレンジでいきます。
王道ジャズソロギター的な雰囲気ですね。

各コードにスケールノートやアプローチノートを加えてアルペジオを拡張。ハーモニーをより面白くしていきます。
そしてここで面白いのがクラスターコードというコンセプト。
クラスターとは半音ないし全音という短い音程で鳴っている音を含むコードのことです。
独特の非常にロマンティックなハーモニーになります。

こうしたアルペジオを展開していく上で大事なのがメロディーを邪魔しないことです。
メロディーと近い音程の音が混じってくると、メロディーと同化、あるいはぶった切るように別の音が入ってきて、聴き手にうまくメロディーが伝わりません。

もう1つ大事な点がスケールなのかコードを表現したいのか明確にすること。
スケールノートやテンションを加えていくと元のコード感が薄れます。
ここのアンテナを立てておかないと何がしたいかわからないアレンジになってしまいます。

もちろんこれ以外の細かなポイントもありますが、前提のような大きな判断基準はこの2つでしょうか。

出来上がりが楽しみなアレンジです。