2016年5月24日火曜日
歌詞を読む
洋楽邦楽問わず歌詞を読み込むのが好きです。
好きな歌であれば完璧に覚えているのもありますし、最低でもだいたいどんなことを歌っているかは覚えています。
ハードロックだとえらいいい加減なこと歌ってるのもありますがそれも一興。
でもメッセージ、ストーリーがある曲は好きです。
ブルーズの混沌とした行き場のない恋心の話、Hey Judeの励ましに満ちた言葉、Bob Marleyの人生の芯を掴むような歌。
それからBob Dylanの打ち付けるような言葉の応酬、人生の喜びと哀しみに満ちているとはジミヘン談。
憤りに満ちたパンクロック。
必ずしも綺麗な言葉で綺麗なことを歌っているものがいいというわけではない。
必ずしも喜ばしいことだけで人生はできていないし、そこだけを過剰に切り取られてもなんだかピンとこない。
行き場のない感情。自分のなかの相反するものに対する葛藤。
怒り悲しみ。
そういったものを曝け出している歌にはなにかとてつもないエネルギーが込もっているように思います。
なれば僕が歌詞を読み込んで受け取りたいのはそういうエネルギーであり、僕自身の演奏で伝えたいこともそうした強烈なエネルギーであるんだと思います。