2015年9月15日火曜日
Like A Rolling Stone
ギターレッスンの生徒さんの1人がちょっと迷いを抱えているようだったので、レッスンの後に少し、のつもりだったが結構がっつりと話をすることができた。
彼の心に一石を投じられたのなら嬉しく思う。
悩み相談になると「自信がない」というワードがよく出てくる。
相談に乗る方も「お前はイケてる!自信を持て!」なんて励ましをしたりする。
しかし自信というマインドは本当にそんな大事なものだろうか。
僕自身も自信が持てないと悩んできたクチだが今は自信を持つという考えはとても卑しいものにさえ思える。
「自信がある」ということは「自分にはそれができる」と思っているということだ。
従って自信という思想に基づいた行動の根底には「できると思っているからやる」という考えが潜んでいると思う。
それは「できなそうなことはやらない」という考えと表裏一体。
いうなればトライを放棄する思想。
そしてその表裏は案外簡単に引っくり返ってしまう。
そんな脆い思想ならばいらない、捨ててしまえばいい。
本当に必要なのは自信ではなく決意だと思う。
なにかに挑む上でできるかできないかのジャッジなどいらない。
やると決めること。それがなによりも大切。
成功、失敗、勝った負けたはその後にただ現れる結果。
その結果の成否に心を囚われて、失敗、負けにすら辿り着かず尻尾を巻くことだけはしたくない。ずっとそう考えてきた。
決意さえ持てば、たとえ一度、不本意な結果に終わろうとも再度挑戦することだってできるのだ。
しかしその考えすらも蛇足。
ただ走り続ける決意を求めたい。
僕は切にそう思う。