2015年9月23日水曜日

生解りに気をつけろ!

語り得ぬものについては沈黙しなければいけない。

あることについて文章を書こうとして、ヴィトゲンシュタインのこの有名な言葉を引用しようとした。
ちょっと待てよと思ってよくよく調べてみると思ってた意味と結構違った、もしくは思ってたよりもずっと深い意味だった。

これぞ生解りという感じでいかにも恥ずかしいのだが、情報過多かつ、その検索が容易な現代、それはやはり起こり得やすい。
この言葉の意味をさっき調べ直してちょっと分かった気になってしまってるのもまた危険。

音楽にしたって片手間なコピーだけでウェスが解った!といってしまってはそれ以上先へ進めない。
生解りは敵なのである。

哲学の歴史は本当にそうなのか?の連続で紡がれてきたと思うし、何事も常にそんな探究心を持たねばと思う。

自戒自戒。