2016年9月14日水曜日

ストロークは奥が深い



今まで指弾きのレッスンが中心だった生徒さんとピックを使ったストロークのレッスンをやりました。

ピックでストロークってしっかり弾くのなにげに難しいんです。
ストローク自体、基礎の奏法のイメージが強いのですっ飛ばされてしまいがち。
とにかくギターソロが弾きたい!っていうギター小僧たちや(僕も10代の頃はそのクチ)フィンガーピッキング専一!という方にはすっ飛ばされてしまいがちなところです。

でもストロークで培える感覚って結構大事なものが多いのでどこかでしっかりやってみることをおすすめします。
注目する点は主に2つ

1つ目は弦から跳ね返ってくる感覚に敏感になること。
ピックでのストロークはピックの握り加減1つでピックのしなりら弦への当たり方が変わります。
最適な当て方で良い音を出すには、ピックが弦当たった時、どのような反作用が返ってきているかを意識することが重要です。
このように弦からのフィードバックを得るという感覚はフィンガーピッキングでも同じなのです。
しかしストロークの方がピックの当たり具合が如実に音に表れるのでそういった感覚を磨きやすいんですね。
一度その感覚を掴めば指弾きに戻ってもそれは持続します。

2つ目はリズムの感覚が顕著に表れることです。
ストローク自体はとてもシンプルな奏法です。
それ故にごまかしが効かない、勝負所が音色とリズムしかないのです。
なので自分のリズム感とじっくり向かい合うことができるのです。
ストロークいいリズムが出せればそれをフィンガーピッキキングに置き換えることは容易です。
いいリズムのイメージをストロークを通して確立ですることが大切ですね。

シンプルでありながら、というよりもシンプル故に難しいストローク、じっくり取り組んでみるといろいろ感覚が変わってくるとおもいます!