2016年9月20日火曜日

自分的、美術作品鑑賞論

昔から美術館が好きです。
初めて自分で言ったのは中学の時。
ルノワール展だったと思います。
あと美術の教科書とか便覧とかでいろいろな絵を見てましたね。
まあ発端はいわゆる中2病的なところもありまして、芸術もわかるようになっておかねばなとかそんなところだったと思います。

でもまあ動機はどうあれ、足を運んで実物に触れていればその内、曲がりなりにも見方というか楽しみ方はわかってくるもんです。

というか絵を見てわかる、わからないはどうでもいいんじゃないかとさえ思います。
見て面白いかどうか、わっと思うかどうか、それを大事にしなければ美術館は面白くない。

また先入観や予備知識なしに作品と対峙する感覚に立ち返る機会みたいに捉えてます。
人間、知識が溜まってくると頭でっかちになりがちですがそれをリセットするような感覚です。

仕事柄、音楽は聴いてるとコードが、コーラスが、ベースが、ドラムが、フレーズが、といろいろな切り口が気になってきます。
もちろんそれでも聴いていれば楽しいですし、研究、勉強の対象でもあるのでいろいろなアンテナを立てて聴かなければいけないのですが。

なので美術館ではなるべくまっさらでいようと解説とかタイトルとかはあまり見ないようにしてます。
なので無題っていうタイトルの絵はなにも自由になれて好きです。

あとなんといっても絵を見た時にうおーっと迫ってくる感じ。
芸術は爆発だとは岡本太郎の至言ですが凄い絵はなにかしらのエネルギーを持っています。
それがこちらになにか訴求してくる。
それを感じるのが美術館ではなによりも楽しいですしです。
絵を見るというよりもパワーにぶつかりに行ってる感覚です。



iPhoneから送信