2013年7月6日土曜日

The important thing is not to stop questioning.


最近、ハーモニーやコードのボイシングについて学びたいという思いが強まっている。
昔からコードや音楽理論には興味があって、自分なりに勉強してきたつもりではあるけれども、やはりその世界は深淵でちょっとやそっと本を読んだり分析したりするだけは到底解き明かせない。

音楽理論というと堅苦しいとか、もっと感性に従ってとか、そんな声が聞こえることがある。
でも音楽理論とはどういう風に音が積み重なって、どういう順番で流れれば人が感動するのか、ということを体系化したものだ。
となればそれはもの凄く崇高で真理に迫るものだと思う。

僕は物理学の話が好きで学生時代、よくその手の本やサイトを読んだりした。
研究者にちょっとした憧れがあった。
物理学者のなかではアインシュタインが特に好きだ。
彼は「もし自分が光の速さで飛んでいるとき、鏡を持っていたらその鏡に自分の顔は映るのか?」という疑問を持ち、それを考え続けて相対性理論を打ち立てた。
「どうなってるのか知りたい」という純粋な思いが彼の原動力だったのだろう。
晩年のボーアとの論争は意固地になり過ぎたんじゃないかと思うけれども。

それと同じように、僕も音楽の世界がどうなっているのか知りたいと思う。
そのためにもっと好奇心の火を燃やさなければならないと思う。

物理学以外にも考古学、天文学、あらゆる研究者は「どうなってるのか知りたい」という思いで日々、土を掘ったり、望遠鏡を覗いたりしてるんだろう。
科学者でなくても、例えば料理人だって、日々、どうやったら美味しくなるのか考え続けてるんだと思う。

「知りたい」という強い思いはとても尊いものだと思う。
まだまだ、もっともっと探究心の火は燃やせるはずだ。
音楽の深淵を覗くためにもっと多くの問いかけを持ちたいと思う。