2023年7月20日木曜日

ライブバーSonic Brew1日復活に寄せて


生まれ故郷の隣町である愛知県一宮市にあったライブバーSonic Brewのマスターが先日亡くなった。

そのライブバー、通称ソニックは僕が初めて出入りしたステージがあるお店であった。

ソニック自体はもう10年ほど前に閉店してしまったのだが、当時高校生だった僕は足しげに通い10歳以上年上の先輩ミュージシャンやそのお店の常連の方々に可愛がってもらっていた。


その亡くなったマスターを偲ぶミニライブが同じ商店街のお店で開かれるということで僕も演奏に伺った。


ソニックは高校生の僕にはとても新鮮な世界で毎週末のように通っては朝までいた。

もう時効だろうから書くが、今思うとよくいさせてくれたなと思う。

マスター曰く「だって音楽やりたいっていってきてんだからしょうがないじゃん」

この軽いノリで、ともすると営業停止とか厳重注意とかになるのを気にもかけずに、店にいさせてくれたのは感謝しかない。

地元から離れた後、帰省の折に顔を出すととても喜んでくれた。

「こいつもうち出身のミュージシャンでさあ~」と得意げに常連さんに語るマスターの声はいまだによく覚えている。


さて今回は一宮の三八屋さんにてオーナーご夫妻とソニックゆかりのミュージシャン方で立ち上げてくださった企画。

演奏はもちろん気合を入れてしたけれども(いついかなる時も気合が足らないプレーをするとマスターは怒った)望外にみなさんに喜んでもらえて嬉しかった。


そして何より感じ入ったのは10代の頃に何度も通った一宮の夜、ソニックブリューの夜をまた味わえたことだ。

ソニック閉店後、僕はホームを失くしたようなもので、一宮に来る機会もあまり多くなかった。

懇意にさせていただいてる楽器屋さんはあれど、夜の一宮を味わおうとするとやはりバーでなければいけない。

結構ノスタルジーな性分なので、あのなんとも入りにくい2枚もの扉を開けた先の空気を僕はまた感じたかったのだ。

そこは-少なくとも10代の僕にとって-不思議とさえ言える体験を数多くくれた場所だったのだから。


けれどもまた、三八屋さんおかげで一宮に訪れることができそうだ。

ノスタルジーとともにではなく現在の音楽家の自分として。

それは何よりもマスターでの手向けになるのではないかと思う。


以上お読みいただきありがとうございました。

最後に今回企画をしてくださった三八屋さん、先輩ミュージシャン各位、当日来店してくれたみなさん、本当にありがとうございます。

ソニックブリューとマスターが本当に一宮の皆さんに愛されていたんだなと心から嬉しく思いました。また一宮の街と関われる機会が増えることが楽しみでなりません。


2022年8月24日水曜日

久しぶりにCD聴いてます!




CDラジカセ買いました。
このストリーミング&サブスク全盛期になんともアンティークなアイテムですが、やはりCDを日常で聴きたいと思ったんです。
高音質で聴きたい時はモニタースピーカーにつなげればいいのでなるべくコンパクトなものにしました。
モニタースピーカーと差があった方がマスタリング時のリファレンスにもなりますからね。

さてスマホ1つでなんでも聞ける時代ですが、意外と日常で音楽を聴くシーンて少なくなってしまうと思うんです。
まずスマホで担っているタスクが単純に多い。
ちょっとメースが来たりすると再生が一旦止まる。
SNSを開くとやはり止まる。
そうこうしてるうちに充電が必要になる。などです。

日常で、こうして文章を書いている横でも常に音楽があって鼻歌を歌っている状況。


音楽家には大事だと思うんです。
こうして書くと当たり前のことのように思いますが、CDという媒体を利用しなくなってそんな習慣もすごく少なくなってしまったように思うのです。

実際にCDプレイヤーで再生してみるとアルバム1枚をものすごくじっくり楽しめる。
スマホだと勝手にいろんなところにリピートされていったりとか、逆に1曲や1枚をリピートできなかったりとか色々と不便なところもあります。

昨日からBruce HornsbyのHarbor Lightsをリピートしてずっと聴いています。
聴くたびにいろんなところに気がつきます。
リードギターの多くは言わずもがなのPat Metheny。
一方で耳を惹くエレキギターも。パーソナルを見るとなんとJerry Garcia。
これまた印象に残るコーラスはBonnie Raitt。

いやあ楽しい。アルバムをこうして聴くなんてことは長いことなかった。この感覚を忘れていました。
そして最後の曲が終わったら1度止まります。ここで感じる余韻。これもまた良いものです。

音楽好きの皆さんはぜひ今一度CDやレコードといったいわゆるフィジカルのものを聴いて見るのはいかがでしょうか。
きっと音楽の楽しみに改めて出会えるのではないでしょうか。

2022年8月19日金曜日

レコーディングの開始はテンポ決めから。アンビバレンスな音楽という事象の中でなんとか線引きをする!


アレンジなどが決まり、本番のレコーディングの折にはまずテンポを決めます。

今回のレコーディングもその例に漏れずまずはテンポの吟味から始めました。


アレンジができた段階で大体のテンポのイメージはあります。

皆さんも鼻歌を歌うとき、各曲ごとに大体のテンポのイメージはあると思います。

基本的にはそれと同じ感覚です。


今回は120からスタート。曲はBeatlesのDrive My Carです。

最初の印象は大体良さそう。

ここから115にしてみると遅い。音を置きにいっている感じ。アレンジが活きません。

なので速い方にシフトチェンジ。


レコーディングで大事なのはしっかり吟味すること、そして好き嫌いや感覚だけで決めないこと。

こうこうこういう理由ないし聴こえ方によりAよりBの方が良い。としっかり理由立てて決断をします。


レコーディングやクリエイションというと「感覚、センス」というイメージを持つ方が多いと思いますが、そのようなものに頼った判断方法では自分の中のルーティーンに陥り抜け出すことができません。

それは鼻歌を適当に歌うのと本質は変わらず、たいそうな機材で録音をしているのでしっかり作っているように感じるだけだと僕は思います。


BPMを120から2ずつあげていって様子を見ます。

もちろん録音してしっかりプレイバックを聴いて判断します。


弾いている時には少し速いかなと思ってもプレイバックを聴くともっと速くてもいいなと感じます。

その時点で前のテンポが遅いテイクはもうかなり遅く聴こえます。

入念に試していくとだんだん耳がアップデートされていく感じがしますね。


BPM128になった時点でさすがに慌てた印象になったので、BPM126をもう一度聴いてみます。

遅い印象も特になくノリもしっかり出ているためBPM126に決定。



テンポ決定の一番の基準は曲やアレンジが1番活きるテンポであること。

テンポが違うだけで音の質感やノリもかなり違ってきます。

もっと軽快なノリがいいのか、逆にもっとどっしりがいいのか?

これ曲と対話するようにプレイバックを聴いていくしかありません。


弾きやすい/弾きにくいといったプレイヤーの都合ではなく主体はやはり曲なのです。


しかし「さすがにこのテンポでは指が追いつかない」といったときもあるのは事実です。

これはバランスでどこまで攻めてどこで線を引くか。


冒頭で感覚で決めないことと書きましたが、あえて書きます。

ここは感覚と経験です。


今回一番言いたいことは音楽には「Yes and No」 相対する答えのどちらの部分も含んでいるというアンビバレンスな事象が山ほどあるということです。

その中になんとか線を引き判断を重ねていくのがレコーディングなのではないでしょうか?


2022年8月17日水曜日

レコーディング再開しました!

 


昨日からアコースフィアレコーディングスタジオにて、Sonascribeのレコーディングが本格的に再開しました!

コロナ禍が始まってほぼ3年、レッスン形態の変遷やそもそも生活自体が大変な時期だったこともあり長らくこうしたクリエイションはやれずにいました。


このところ、レコーディングの依頼があったこともあり、ようやく自分たちの作品作りもはじめられる状態になりました。

まあ気持ちの問題一つである側面も否めないのですが、やはりクリエイションは気持ちのありようがすごく大事なのです。


さてレコーディングですが、音楽の中で一番過酷な作業だと思います。

レコーディングって本当に気持ちや気合いが乗るんです。

及第点くらいのまあこんなもんかなという気持ちで演奏したものはまあまあの作品にしかなりません。逆にとことん突き詰めたものにはやはり気持ち、熱、密度、いろいろなものが込もると思います。


これは単に録音時の演奏のテンションとかそういう一面的なものではなく、アレンジやプリプロ段階での熱意とか、録音する曲に対する思いとか、いろいろなものが総合して乗ってきます。

だから音源作品というのは尊いんだと思いますね。


名盤が名盤として今日も残っているのはそうした作り手の - 演奏者のみならずそれに関わった全ての人の熱意が込もっているからでしょう。


自分が感銘を受けた名盤たちに少しでも近づいた音源ができるよう、レコーディングをまた頑張っていきたいと思います!

ぜひご期待ください!

2022年8月13日土曜日

弦交換のタイミングとは? 実際みんながみんなきっちり替えているのか??

弦はどのくらいの間隔で替えればよいのか?とレッスンでは訊かれることもしばしばあります。
楽器屋屋さんで訊くと3、4ヶ月に1度と言われることが多いようですね。
ネットで調べても多分そのぐらいの答えが多いでしょう。

では実際にそのぐらいのペースでみんな替えているかというと、実はそんなこともないと思います。
理想を言えば3、4ヶ月に1度、ともすれば2ヶ月に1度くらい替えられると音は一番いいんでしょうけれども、結構手間もかかりますよね?

特に初心者の頃は弦交換のやり方自体もよくわからず、一大行事になると思います。
そんな状況で3、4ヶ月に1度なんて言われると大なり小なりプレッシャーになると思います。

実際ナイロン弦のクラシックギターやウクレレの弦はかなり長持ちします。
金属弦のエレキやフォークギターは錆や手垢でそれらより寿命が短いですが、最近はコーティング弦の防錆性能も格段に上がりました。

なのでチューニングがよっぽど合いにくくなってこなければ、切れるまでは張りっぱなしでも構わないと僕は思います。

ただし、ここで書いておきたいのは弦交換なんてどうでもいいよ!ということではありません。
それに気をとられすぎて楽器を気楽に楽しめなくなってしまうのは勿体無いということです。

前述のように理想を言えばこのくらい、というのはあります。
しかしその限りでないといい音がしないのか?上達の妨げになるのか?というと決してそんなことはありません。
各々の裁量でそろそろ替えようかなと思った時に替えてもらえれば十分だと思います。

弦交換のやり方がよくわからない最初のうちは交換時期の具合がわからず何かと気になりますが、弦交換が苦にならないくらい慣れてくるとそんなにあくせく替えなくてもいいか〜と思うものです。

エンジンオイルなどと違って、弦が古くなっても楽器が壊れるわけではありません。
色々な情報に右往左往せず、ゆったりと長く付き合っていくのが上達のコツの一つなのではないかと思います。

というわけで今回は弦交換の本音と建て前。そんな不動の答えがあるわけではないよというお話でした。
ご参考になれば!

2022年7月29日金曜日

エモーションを記録できる唯一のメディア、文章のススメ。




最近インスタ始め、SNSがウェブの主役に躍り出たこともありあんまりこうしたブログのような文章を書かなくなっていました。

先日思い出したように昔の自分のブログなどを読んでいると蘇ってくることも多々あり、文章で残しておくのはとてもいいことだなあと感じました。

それで少々筆をとっております。


往時を残すものとして文章、写真、動画など現代は色々な方法があります。

そんな中、文章は一番アナログな方法でしょうし、今わざわざ文章で残す意味合いとはなんでしょうか。

それはエモーションを記録できることだと思います。


写真を眺めて、動画を観て、思い出すエモーションは必ずあることでしょう。

しかしそのエモーションはその時に思い出しているだけであって記録してあるものでは

ありません。

その時のエモーションを記録できるのはまさに言葉、文章以外にないと僕は考えます。


ではなぜここでエモーション、ひいてはその記録を重視した文章を書いているかと言うとそれが自分の成長にとって必須だと考えているからです。


人を成長させるものは何か、それは言うまでもなく経験です。

しかし同じ経験をしながらも成長に差が出てしまうのはそこで感じるエモーションに違いがあるからだと思います。

同じ本を読んでも人それぞれ感想が違うように。


ひとつの経験からより多様なエモーションを感じて、さらにそれを深く掘り下げていけば、そこからの学びは大きなものとなります。

そのエモーション掘り下げる、さらには振り返るという作業。これこそが文章によって可能になることだと思います。

僕は文章という形で言語を可視化しないと、深い思考はできないと考えています。


Twitterから始まり、インスタ、ショート動画など、メディアはコンパクトな方向に向かうばかりですが、時には長い文章を書いてみるのもいいものですよ。

この文章もタイピングしてしまっていますが、紙とペンで 書いてみるとよりダイレクトに自分のエモーションが文章に反映されていくと思います。

気になった方はぜひお試しください!

2021年4月17日土曜日

バンドマンのCD貸し借り事情

今日はアコカフェで1人なので、意外にもほとんど聴いたことのなかったNeil Youngを聴いてみる。
これはバンドマンやってた頃、先輩に「必聴だ!」と貸し出されたもの。 10年の時を超えて今聴いております。

バンドメンバーや後輩に聴かせたいものは半ば強引に貸す。もしくはあげる。
返ってくるものもあれば返ってこないものもある。
返そうとしても「お前が持っておけ」と断られることもある。

CDに限らず楽器や機材もその対象となる。
僕も行方が分からないCD、楽器、エフェクターはいっぱいあるがそれでいいのだ。

そうして名盤、名品、迷品はバンドマンの間を旅していくのである!

しかし誰に貸したか分からない6万したハンドメイドのオーバードライブだけは返ってきてほしい。
誰か知っていたら連絡ください笑

2021年1月24日日曜日

バブアー ビューフォート 旧3ワラント購入!

憧れのバブアーを一着手に入れました! 初めて知った時はオイルドジャケットなんてものがあるんだなあという程度の認識でしたが、色々目にするうちにいつの間にかとても気になる存在に! 言わずと知れたオイルを染み込ませたオイルドジャケット。 気にせず着られるノンオイルのもあるし、近年のSLもあるしどうしようと調べておりました。 まずはノンオイルに関してみなさんが口を揃えていうには、 オイルドでないとあの重厚な雰囲気は出ない。 ノンオイル買うくらいならノースフェイスとかでいいじゃないか。 着るのも手入れも一手間かかるのがいい。 次にSL。 このへんは僕の悪いところでもあるんですが、やはりオリジナルのMade In Englandがいいとやはり思うのです。 SLは全部ではないですが多くの製品がブルガリアやモルドバなど国外産。 英国産の表記であっても実質違うものも多いとか…という話もちらほら。 まあどこまで本当かわかりませんが。 ここまで調べるとやはり…ビンテージがいいなあとなってくるのです。 色々探した末に掘り出し物のビューフォートを発見! 旧3ワラントの80’s後半〜90’s製 紙タグは取れてしまってるので正確なところはわかりませんが、ギリギリビンテージと言える年代かと。 いざ着ると羽織ったことのない重厚な質感。 なんとも言えぬ満足感。着て歩いているだけで楽しい! おいおいリプルーフもして末長く使っていきたいです。

2019年12月28日土曜日

Acousphereライブに寄せて。感じたことと所信。



僕らSonascribeは今年一年は特にライブの多い年だった。
それはそれで進歩した部分もあったかもしれないが、次の一歩を進めるための決定打の糸口は以前っとして掴めていない。

そんな折に久しぶりに師匠であるAcousphereさんのライブを拝見することができた。
テクニック、サウンド。そしてその場の空気を変え、惹きつける影響力。
心の琴線に震わせるすごいステージであり、ものすごく感動的だった。

ステージとは。音楽を人前で演奏する意味とは。
そういったものを観せて頂いたように思う。

音楽で必要なのはいうまでもなく感動だ。
しかし僕のようなものはしょっちゅうそれを忘れてしまう。

ミスがないかとか、リズムがよれてないかとか、MCで噛んでないかとか、カッコよく見えているかとか。そういったことしかまだ考えられていない。
確かに大事な事柄たちだ。
ミスが多かったり、立ち居振る舞いがカッコ悪ければ感動以前の問題だ。
しかしステージに立つ以上それはクリアしていて当たり前のものばかりである。
ミスがないようになんてことを目標にしているようでは三流もいいところである。

自分の目線の低さに半ば絶望しながらも、そもそもそれはエネルギーや考えの向いている方向の違いであることに気づいた。

ミスなどに関しては内向きのエネルギーの使い方である。
人々に向かって感動を届けるのは外向きのエネルギーだ。
しかしミスは野放しにいてはいけない。内向きのエネルギーも必要だ。
つまり内向きのエネルギーと外向きのエネルギーがいる。
そうなると二倍の絵エネルギー量がいるというわけだ。

今までの自分たちが内向きのエネルギーがある程度達したところで満足してしまっていたと思う。
そこで外向きのエネルギーを出していくことが必要になるのだが、これは果たしてどのような力の使い方なのか。

これが正解かはわからないが今の考えを書いておきたい。
外向きのエネルギーとは滲み出てくるようなものだと思う。
ライブだからといって気合を入れて出せる類のものではないように思う。

共有であったり、まったく誰かのためであったり。
自分が中心にいないことが外向きのエネルギーが出ている状態なのではないだろうか。
人は自分で考え自分の目でものを見ている。
したがって主観的な立場から離れ滅私するのはとてもエネルギーのいることだろう。
普段からそんな状態でいてこそ、そのエネルギーはステージで滲み出る。
少なくとも師匠はそのように生きていると思う。

音楽は心、音楽は人間性。
昔から言われてきたことかもしれないが、音楽を続けていくほどにこの言葉が身に沁みる。

いいステージ、いい音楽のために内向きにも外側にもエネルギーを持たねばならない。
今までは内向きのエネルギーばかりであった。単純に熱が足りなかった。
それではいい音楽を生むことはできない。

この思いと経験を胸に精進を続けたいと思う。


なお師匠のステージを観たあとで形骸的な真似だけして盛大にズッコけた。
このあと何度かこの文を読み返すであろう未来の自分への戒めをこの文の結びとしたい。
努努怠らぬよう。

2019年12月28日

2019年11月22日金曜日

沖縄ドキュメンタリー第一弾 出発から那覇空港まで!



Acousphere RecordのメンバーたちとPV撮影のために沖縄に行った参りました!
僕自身は初めての沖縄で、海や景色やアクティビティーに期待を膨らませて出発しました。
旅の様子を収めたドキュメンタリーを公開していきますので、雰囲気を感じていただけたらと思います。
まずは出発から那覇空港まで!

2019年11月1日金曜日

人は音を聴く前に音を聴いている。



人は音を聴く前に音を聴いている。

師匠から稽古の折に授かった言葉です。
これは人の音の感じ方、音楽という現象についてのことです。
ではこれは一体どいういう意味なのか説明していきたいと思います。

音楽は時間とともに発現していくものなので、演奏あるいは再生される音を、人は順に聴いていき音楽として認識していくわけです。
この時に全く場当たり的に音を聴いているのかというとそれは違います。
リズム、メロディー、ハーモニーそれぞれの面から次に聴こえて来るであろう音をある程度予測しながら聴いているのです。

音には力学があります。
次にこの音程に向かいたい、このハーモニーに向かいたい、このリズム、このタイミングで鳴りたい。
次の音への欲求を一つ一つの音が発信しています。

人はこうした音の力学を感じながら音楽を聴いています。
音楽的経験がない人でも無意識のうちに感じているはずです。
人は音を聴く前に音を聴いているとはこのことです。
音の力学を感じ、次の音への予測と期待を以って耳で聴く前に頭の中で次の音を感じているのです。

音の力学は音自身のいわば声だと僕は思います。
その声を聴きながら判断していくことができれば最高の作曲や演奏ができるのではないでしょうか。

また先人の言葉
「Play the NOTE!」 Miles Davis
「演奏してる時は常にリスナーとして音楽と向き合っている」 Pat Metheny
これらの言葉の意味も師匠の言葉を通じてわかったように思います。

音自身の声を正確に汲み取るのは並々ならぬ修練と経験が必要だとは思いますが弛まぬ努力を続けていく所存です!

2019年9月29日日曜日

Sonascribeライブ出演のお知らせ! 渋谷ロフトヘブン with Tocoo's



ボーカリスト/サックスプレーヤー、徳永慎吾さん率いるTocoo'sとの2マンで渋谷ロフトヘブンに出演します!
ギターデュオとフルバンドという対極的な編成の共演をお楽しみください!
チケット予約はDMでも受け付けております!
ぜひお越しください!

11/6(水)
LIVE at
渋谷 LOFT HEAVEN
open 18:30 start 19:00
前売 2800円 当日3300円(+1drink )

東京都渋谷区渋谷2丁目12−13 八千代ビル B1F

会場ホームページ
http://loft-prj.co.jp/heaven/

出演

Sonascribe


林本陽介 g
井上直樹 g

Tocoo's


徳永慎吾 vo、sax
下田雄人 g
日高広貴 key
石綿 亮 b
酒井 貴文 Dr

2019年6月18日火曜日

2019.7.7 アコカフェディナーライブのお知らせ!




2019年7月7日(日) 東京荻窪アコースフィアカフェ でディナーライブを開催します!

Sonascribeの演奏と共に日限りのスペシャルディナーをお楽しみください。

ディナーは前菜、スープ、メイン、デザートのコースでお届けします。
シェフが腕によりをかけたメニューをご提供します。

みなさんのお越しをお待ちしております!



日にち 2019.7.7 (日)
場所 東京荻窪アコースフィアカフェ
住所 東京都杉並区南荻窪4-3-4
時間 Open 18:30〜 演奏 19:00〜
料金 ¥3,500 (ディナー&ミュージックチャージ込み)
演奏 Sonascribe

ご予約は sonascribe@gmail.comまで「お名前」「ご予約人数」、件名または本文に「7月7日ディナーライブ予約」とご明記の上、ご連絡ください!

2019.8.4 Sonascribe東海地方ライブのお知らせ。



Sonascribe東海地方ライブのお知らせ。
2019年8月4日、ギターデュオSonascribeが東海地方の演奏に伺います!
場所は岐阜県各務原市 ufu Cafeさま
木曽川河畔を見渡せる自家製生パスタと珈琲の美味しいお店です。

今回は最新作シングル、「世界にひとつだけの花」も会場で販売致します。

東海地方にお住いの皆さま、ぜひこの機会にSonascribeを聴きにいらしてください!
より多くの方に会えるのを楽しみにしております!



公演詳細
日時 2019/8/4 15:00 開演
場所 ufu Cafe
各務原市鵜沼朝日町1-269-1
058-372-3560

投げ銭 + 1オーダー

席数が限られていますのでお店の方に事前申し込み願います。

お問い合わせ先
ufu CAFE 058-372-3560

ランチメニューご希望の方はお店にお問い合わせください。

新しい世界を見せたい



君に世界を見せてあげられる。輝き、煌く、広がる世界を。
本曲の1節目の歌詞。

「世界を変えたい」とか、「世界に衝撃を」とかはおこがましいけれど、と控えめなことは言いませんよ。
音楽家をやっている以上はそう本気で思ってやってます。

魅力的な音楽、体験、そして人物との出逢いは自分に新しい世界を見せてくれたり、時にガラリと変えてくれたりします。
そして僕は幸運なことにそうした出逢いをこれまでに数多くすることができて、この仕事ができているのだと思います。
それは本当に感謝しています。

自分もまた親い人にとってもこうして自分の音楽を聴いてくれているあなたにとっても何か新しい世界を見せられる存在でありたいと切に願っています。
そんなことを思いながら今日も練習を重ねたり、こうして作品を世に送り出したりしています。

2019年2月21日木曜日

音を記そう! 残そう!



ここ最近はレコーディング案件もあり、自分自身の活動のみならずもっと積極的に色々な人の音楽作品制作を手伝っていきたいなということを考えています。
レッスンの生徒さんだったり、インスタで出会った人だったり。

歌や楽器の能力を持ってる人は世の中に多くいます。生徒さんでもレッスンの中で力をつけてきた方もいっぱいいます。
しかしレコーディングのスキルや機材となると、それを持っている人はまだまだ少ないです。
レコーディングの機器の進化や、iTunes、Youtubeといった発表の場の充実といった環境が整ったとはいえそれらの獲得は依然として難しいのが現状です。

ギターやウクレレのレッスンでは僕の「演奏」というスキルを皆さんとシェアしているわけですが、レコーディングのスキルや機材もシェアするということです。
そして「楽器を弾く」という経験の先にある作品を作るという経験をより多くの人にもたらすことができたらいいなと思っています。

作品作りはとても大変ですけど、音を記すというのはとても尊いことです。
その記した音で人生が変わることもあるかもしれない。

限られた人しかレコーディングや発表ができない時代はもう終わりました。
でも簡単にとか等身大でいいとかそういうのはイヤです。
それは僕が求める音楽でも皆さんに体験して欲しい音楽でもない。
やるからには力を出し切っていいものを作りましょう。

もっと多くの人に音楽を!

2019年2月20日水曜日

画狂老人卍


画狂老人卍、これは葛飾北斎が最晩年に用いた画号、いわばペンネームです。
写真はその頃に書かれた自画像です。
このエキセントリックな画号と画風に違わず、かなりブッ飛んだ人だったようです。
次かた次へと転居を繰り返し、人に挨拶はせず、お金には無頓着。
しかし絵に関してはまさに狂っているといえるような並ならぬ情熱を持っていたようです。

彼は88歳で亡くなったのですが、死ぬまで絵を書き続けたそうです。
年を重ねると老成とでもいいますか、長いキャリアに裏打ちされた揺るぎない自信が漲っているのではないかと思います。
しかし北斎はそうしたものとは無縁でした。
北斎は80代になってもなお「ガキの頃から絵を描いてきたけど80歳をこえてもまだ猫一匹まともに描けやしねえ!」と嘆き、本気で悔し涙を流していたそうです。

キャリアを重ねてえる自信はとても大切なものだと思います。
しかし成長を続けるためには自分を否定し、コンプレックスを持ち続けていくことが重要だと思います。
「ここまでやったからよい」という満足や「自分はできている」という自惚れは自身の成長を止めてしまいます。
そもそも音楽、絵画、芸術に「これでいい」というゴールはありません。
今まで積み上げてきたものをぶっ壊し続けていくような気概、今までの自分を殺すような鬼気迫る気概が必要なのではないでしょうか。

自分も「50年もギターを弾いてきたけど未だにCコードひとつまともに鳴らせねえ!」と本気で悔しがるような爺さんになりたいと思います。

2019年1月21日月曜日

Acousphere Recordよりケラフミコさんの新作音源リリース!



ニューリリースが続いております、アコースフィアレコード。
今回はボーカリスト、ケラフミコさんの新作音源が2曲同時リリースとなりました。

一つ目の曲は「あなた」
軽快なカホンをフィーチャーしたアップテンポなナンバー!
まっすぐな思いを歌ったシンプルなラブソングです。
日常で元気をもらいたい時に聴きたい一曲です。

もう一つの曲は「君のそばに」
こちらは「あなた」とは対照的なしっとりとしたバラード
ボーカルとギターのハーモニーが寄り添ってくれるように響きます。
寂しい気分の時なんかに寄り添ってくれる一曲となると思います!

両作とも演奏、プロデュースはアコースフィアさんです。
丁寧に練り込まれた伴奏のギターアレンジはギターファンにとっても必聴です!

iTunes Storeにて配信販売中です!
ぜひお手元のパソコンや携帯にダウンロードして日々の愛想曲にしていただければと思います!

購入はこちらから!
「あなた」
https://itunes.apple.com/jp/album/%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F-single/1450102672?app=itunes

「君のそばに」
https://itunes.apple.com/jp/album/%E5%90%9B%E3%81%AE%E3%81%9D%E3%81%B0%E3%81%AB-single/1450102744?app=itunes

2018年10月4日木曜日

ミュージックパーティーご参加ありがとうございました!



アコースフィアギタースクール、ミュージックパーティー、ご参加の皆さんありがとうございました!

台風予報の中での決行でしたが、到達の前に行うことができました。
パーティー中は雨も降らずテラス席も使えて良かったです。
とはいうもののご自宅が遠方の方で参加を見合わせられた方もいて、また次回にぜひ!といった具合です。

今回も何回目かの発表になる生徒さんもいれば、今回が初めての生徒さんもいて、それぞれお話も盛り上がっておりました。

どうしても個人レッスンだと普段は他の生徒さんに会う機会も少ないのでこうした機会に音楽仲間を増やしてもらえたらと思います。

次回は来年1月の27日に開催しますので、また奮ってご参加いただければと思います!

2018年9月26日水曜日

ロンドン時代のバンド、Forwardman。



ロンドンにいた頃に所属していたバンド、Forwardman。
ギタリスト募集の広告を見てバンドリーダーに会いに行き、僕の加入が決まった。
それ以来帰国までライブ活動をそのバンドで続けることになる。
バンドリーダーはSamというフィンランド人で僕の留学生活の中で最たる恩人の一人だ。
歳は5つか6つ上で、フィンランド人らしい静かな雰囲気はあるものの、決して無口ではなく、よく話をした。
休みの日はよく彼のうちに行って曲を作った。
彼の作ったメロディーやコード進行を僕がギターで実際の形にしたりリフをつけたりと行った具合だ。
毎週のようにライブがある時もあったし、そう考えると週の半分は彼に会って過ごしていたなと思う。

帰国の際は嬉しいことに相当引き止めてくれた。
僕ももう一年いようか本気で悩んだけれども、バンドを抜けて帰ることにした。

それっきり連絡を取っていない。
これは全くもって僕の筆不精がいけないのだけれども、向こうも連絡してくるわけでもなく、20代の男なんてのはそのくらいいい加減なものかもしれない。

実際には僕は僕でSamとForwardmanのその後が気になりバンドのMy Spaceはちょくちょく見ていた。
(びっくりするくらい急に過疎化してしまったがMy Spaceは当時主流だったのだ。)

一年くらいは動きがあったけれどもその後Forward ManのMy Spaceは更新されなくなってしまった。
ほとんど休止状態になったのか、もしかしたらSamはもうロンドンからフィンランドに帰ってしまったのか、色々考えた。
そう考えるとなかなかメールを一通書くのも億劫になった。
なるべくなら悲しい知らせは聞かないに越したことはない。

昨日ふと思い立って今度はYoutubeで検索してみた。
そしたらなんとでてきたのだ。
手の込んだミュージックビデオが最近アップロードされている。
Samはまだしっかり音楽をやっているのだ。
嬉しかった。

シリアスな顔で時折シニカルに笑うSamが映っていた。
あれから10年も経っているがあまり変わっていない。
懐かしい声だ。
メールでも一通書いてみよう。