2022年8月13日土曜日

弦交換のタイミングとは? 実際みんながみんなきっちり替えているのか??

弦はどのくらいの間隔で替えればよいのか?とレッスンでは訊かれることもしばしばあります。
楽器屋屋さんで訊くと3、4ヶ月に1度と言われることが多いようですね。
ネットで調べても多分そのぐらいの答えが多いでしょう。

では実際にそのぐらいのペースでみんな替えているかというと、実はそんなこともないと思います。
理想を言えば3、4ヶ月に1度、ともすれば2ヶ月に1度くらい替えられると音は一番いいんでしょうけれども、結構手間もかかりますよね?

特に初心者の頃は弦交換のやり方自体もよくわからず、一大行事になると思います。
そんな状況で3、4ヶ月に1度なんて言われると大なり小なりプレッシャーになると思います。

実際ナイロン弦のクラシックギターやウクレレの弦はかなり長持ちします。
金属弦のエレキやフォークギターは錆や手垢でそれらより寿命が短いですが、最近はコーティング弦の防錆性能も格段に上がりました。

なのでチューニングがよっぽど合いにくくなってこなければ、切れるまでは張りっぱなしでも構わないと僕は思います。

ただし、ここで書いておきたいのは弦交換なんてどうでもいいよ!ということではありません。
それに気をとられすぎて楽器を気楽に楽しめなくなってしまうのは勿体無いということです。

前述のように理想を言えばこのくらい、というのはあります。
しかしその限りでないといい音がしないのか?上達の妨げになるのか?というと決してそんなことはありません。
各々の裁量でそろそろ替えようかなと思った時に替えてもらえれば十分だと思います。

弦交換のやり方がよくわからない最初のうちは交換時期の具合がわからず何かと気になりますが、弦交換が苦にならないくらい慣れてくるとそんなにあくせく替えなくてもいいか〜と思うものです。

エンジンオイルなどと違って、弦が古くなっても楽器が壊れるわけではありません。
色々な情報に右往左往せず、ゆったりと長く付き合っていくのが上達のコツの一つなのではないかと思います。

というわけで今回は弦交換の本音と建て前。そんな不動の答えがあるわけではないよというお話でした。
ご参考になれば!