2016年3月15日火曜日

Blow By Blow2


しかし買ったからには聴かねば損。
しかも歴史に残る名盤だそうじゃないか。
わからないとは言っていられない。

もう一度雑誌のレビューとブックレットを読んで「これは素晴らしい作品なんだ」と自分に言い聞かせる。
しかもプロデュースはあのジョージ・マーティン
そんな情報をインプットしながら聴く。
そうしているうちになんかいいような気がしてくる。
なんかもう一回聴きたいような気がしてくる。
いいと思えてくると今度はアルバム全体の流れを楽しめるようになる。

ロックミュージシャンのギターアルバムというイメージの意表を突く一曲目、You Know What I Mean、 真ん中の山場、Scatter BrainとCause We've Ended As Lovers、そして締めくくりの荘厳なDiamond Dust。
通しで1番聴いたアルバムの一枚ではないでしょうか。

ジェフのギターももちろんですがアルバム一枚通しての世界観というところにジョージ・マーティンの凄みを見た気がします。

しかし、このアルバムを10代で聴いたギター小僧の中で一発で「これスゲエ!」ってなった人はいたんでしょうか。
たぶん僕のように「アレッ?」ってなった人の方が多いと思うんですがどうでしょう?
しかし聴けば聴くほど弾き込まれるスルメのような一枚でした。