2014年4月8日火曜日

ギターデュオでブルーズを演奏しました!


Acoustic Sound Organizationの麻生さんとブルーズを演奏しました!
今回はブルーズのスタンダードの1つであるSweet Home Chicagoをインストで演奏しました!

ブルーズはJimi HendrixやCreamといった60‘sブリティッシュロックの影響でのめり込み、色々なブルーズマンのCDを聴き漁りました。
いまや僕の根底となっている音楽です。

Sweet Home Chicagoを最初に歌ったのはおそらくRobert Johnsonでしょうか。
ミシシッピやテキサスを初めとする南部の黒人達は農作業の貧しい生活から逃れてより多くのお金を稼ぐため工業都市として発展していたシカゴを目指しました。
シカゴは南部の黒人達にとって南部の貧しい生活から抜け出す為の象徴だったのです。

Robert Johnsonの歌詞の中に「カリフォルニア」という単語が出てきます。
Robert Johnsonはシカゴで活動したという記録はないため、「彼はシカゴはカリフォルニアにあると勘違いしていた」という記事を見かけることがありますが、カリフォルニアとは富を表す南部のスラングです。

Robert Johnsonより1世代下のブルーズマン達はシカゴに赴き、エレクトリックギターを導入したバンドスタイルの「シカゴブルーズ」というスタイルを築きます。

今回の僕の演奏はそのシカゴブルーズを代表するギタリストの一人、Magic Samを意識したフレーズを展開しました!
Magic Samはロックに通ずるアグレッシヴなギターでシカゴブルーズに新風を吹き込みました。
鬼気迫るテンションで放たれるそのギターサウンドは今聞いても勢いを失っていません。
後半のダブルストップと同じシーケンスを繰り返すフレーズによって畳み掛けるような勢いを出しました。

ブルーズはロックの元祖であるJimi HendrixやEric Clapton,Rolling Stonesといったアーティスト達が憧れ、必死に研究してきた音楽です。
もしこういったブリテッシュロックのギターが好きならばぜひそのルーツであるブルーズも聴いて、弾いてみてください!
きっとギタープレイに変化が現れてくるはずです!