昔どこかで読んだ成功のための心得みたいな文章に変化を恐れないという言葉がありました。
「変化を望んでいてもいざその時がくると人は怯えてしまうものだ。そのままチャンスを逃がしてしまう事にもなりかねない」というものでした。
それはなにも日々の大きな転機ばかりでなく日常の些細なことにも言えると思うのです。
人は誰しも自分がかわいいですし、自分の正しさを信じたいという欲求は誰しもが持っていると思います。
しかしその欲求に疑問符を突きつけないでいると新しい価値観や感覚に出会った時、それらを排除してしまうことにもなります。
それは自分が今まで蓄積してきた価値観を守ろうという意識、つまり変化を恐れていることではないでしょうか。
いわゆるプライドというものの根源はこういった意識なのではないかと思うのです。
僕の場合、今の師匠にレッスンをつけて頂くようになってから音楽に対する感覚がだいぶ変わってきたようには思います。
いままでカッコイイとおもってきた音がまるでカッコわるかったり意味をなしていなかったり。
しかしまだまだ変わっていないところは一杯あります。それは音楽以外のことに関しても。
言われてもわからなかったり、わかってはいるものの昔の感覚を捨てきれなかったり。
オープンなマインドでとか常に自分を疑ってとかそれらしい言葉で解決方法を繕うのは簡単ですが、プライドは隙を見せるとすぐに顔を出してきます。
どうやったら解決できるのかわからず今のところ悩んでおります。ともあれ努々精進と自戒を怠らぬようにしたいと思います。