2013年9月30日月曜日

左手の修練

このところ、特に集中して練習している事柄があります。
それはしっかりと指を立てて弾くこと。
とても基本的なことのように聞こえるかもしれません。
実際、僕も自分ではできていると思っていました。
しかし、指を立てるということについて、とことん突き詰めて考えるとまだまだできてはいなかったのです。

では指を立てるとはどういうことなのでしょうか。
まず、指のどこで弦を捕えるか。
指先ならどこでもいいわけではなく、指先の肉が一番薄くて固いところ、骨の部分です。
そして弦はフレットの際を確実に押さえること。
フレット楽器でもフレットレスの楽器と同じようにいい音が出るのは一点だけです。

指も指版も一番いい音がでるスイートスポットは1点だけです。
指と指板の点と点を確実に結んで弦を押さえること。
指を立てて弾くということの本質はこの精密な動きのことなのではないでしょうか。
左手の押さえ方は右手のピッキングと同じくらい、音質に影響を与えると思います。

そして「指を立てる」ことのエクササイズとして、ピッキングをせず、左手のハンマリングだけで音を出す練習をしています。
指先と指板上のスイートスポットを確実に結ぶことを意識し正確無比な動きを目指して励んでいます。
もっといい音でギターを鳴らせるようにがんばっていきたいですね!