先日、Acousphere Recordの所属アーティストのひとりが一身上の都合で東京を離れることになりました。
急なお話だったのゆっくりと言葉を交わせなかったことが悔やまれます。
この2月、3月は別れの季節なのだなということを痛感させられました。
卒業のシーズンということのみならず、この時期は今まで抱えていた問題にけりをつけ新たなステージに進む季節なのだと思います。
中学の国語の教科書で読んだ、「春は別れる勇気をくれる季節」という言葉を思いだしました。
別れとはお互いの人生は新たな別々のフェイズに入っていくということなのではないでしょうか。
そう考えると別れというものはものすごくポジティブなものなのかも知れません。
一方で思うのは別れは不意にやってくるということ。
いまお付き合いのある方々といつ別れることになるかわかりません。
自分自身もいつ何時なにかの事情で今いる場所を離れなければいけない時がくるかもわかりません。
毎日の暮らし、仕事、仲間との関わり、すべて今しかできないと思って大切にしていかなければと思います。
「偶然は必然である」という考えが好きです。東洋思想にある考えなのですが、出会った人々、いまいる環境、それらは偶然ではなく出会うべくして出会い、いるべくしているのだと思います。
その重みを忘れずに日々生きていかなければと思います。