本日、All My Lovingのレコーディングをやっと終えることができました。
結成当初から演奏している愛想曲なのですが、ギターのアレンジを方向性は変えないまま、大幅に進化させました。
ここ一年で学んだテクニックが集約されたようなレコーディングでした。
当初はシングルノートでのプレイでしたが、井上くんの伴奏に対してメロディが弱く感じられたのでシングルノート以外でのアプローチが必要だと判断しました。
原曲の最後のバースはポールが自身で3度上のコーラスをダブリングしています。
(ライブではジョージが下のメインパートを歌っています。かっこいいのでぜひご覧ください!)
これを真似てダブルストップでアプローチしてみたのですが、メインのメロディーが立ってこず、少々散らかった印象になってしまいました。
そこで思いついたコンセプトがコードでメロディーを弾くということ。
コードトーンの並びを規則的に入れ替えていくことで現れるインバージョンのフォームを用いてメロディーを組み立てました。
これが井上くんのはでな伴奏と拮抗してかなり聞き応えのあるものに!
ソロはアルペジオを念頭においてノートを選択しました。
ソロは全部で4コーラス、ウェスのコンセプトを真似て、シングルノート→オクターブ→コードソロという流れで組み立ててみました。
最初の1コーラスがシンプルにアルペジオで組み立てたライン、セカンドコーラスはインバージョンのコードフォームをなぞったアルペジオながらも大きなリープのある不思議なラインにしました。
サードコーラスがオクターブ奏法、そして最終コーラスがコードソロです。コードソロもテーマと同じくインバージョンフォームを用いて構築しました。
コードを使ったメロディーやソロは初めてだったのでとてもトライしがいがありました。今までの録音作品のなかでも最高の出来に仕上がったと思います!
さて、これでやりかけの仕事にあらかたけりがつきました!
Acousphere Recordのコンピレーション用の楽曲制作を開始します!
リリースを楽しみにしていてください!