2015年8月17日月曜日

コードインバージョン


インバージョンはとコードの音の積む順番を基本の形から変えたものです。
このインバージョンによって基本のコードフォームにはない斬新で美しい響きに出逢うことができます。
またコードトーンの見え方が広がることにより伴奏のバリエーションやコードソロ作りに役立ちます。

では実際にインバージョンがどういうものか見ていきましょう。
例えば低い方からR、△7、3、5という順番で積まれた基本コードがあったとします。
ギターで言うと一般的な6弦ルートの△7thコードです。
インバージョンは基本的には7thを加えた4和音で見ていきます。

このコードトーンをRは3、3は5、5は△7、△7はRへといったように高い方に上げていきます。
この操作を基本形から一段回行ったものを1stインバージョン、2段階行ったものを2ndインバージョン、三段階行ったものを3rdインバージョンと呼びます。
3rdインバージョンをさらに一段階上げると基本形の1オクターブ上になります。

例に出したR、△7、3、5という基本形に対する各インバージョンの並びは以下の通りです。

1stインバージョン : 3 R 5 △7
2ndインバージョン : 5 3 △7 R
3rdインバージョン : △7 5 R 3

これのインバージョンコードはウクレレでも作ることが出来ます。
ウクレレのインバージョンの形や仕組みははギターでの4弦ルートのコードのインバージョンと同一です。
ギターでの4弦ルートのインバージョンはコードソロ作りややアドリブ時にコードトーンの分布に着目したい時に力になってくれます。

基本形 : R 5 △7 3
1stインバージョン : 3 △7 R 5
2ndインバージョン : 5 R 3 △7
3rdインバージョン : △7 3 5 R