2014年8月12日火曜日

ギターを始めたとき


昨日はAcousphere Guitar Schoolのウクレレクリニックでした!
今回は今日ウクレレを初めて持つという方がいつも以上に多く、音楽を始める良いきっかけになったらという思いでクリニックに臨みました。

自分がギターを始めたときのことを思い出したのでクリニックの最後でちょっとそのお話をしました。

始めてのギターは中学一年生の時。お年玉でを買いました。
当時は教室に通うでもなく、なんとなくで選んだ教則本だけを頼りに練習をはじめました。

特段、楽器の経験もなかった僕にはちんぷんかんぷん。
コードって何???な状態でした。
とりあえず触ってみるけれど弾いているものが曲になっていく雰囲気は全くなし。
巷のギター雑誌のインタビューでは「○○才の時についにギターを手に入れて、すぐにのめりこんだね!」
なんていう言葉が決まり文句のように登場します。
しかしながら僕はのめりこむなどとはほど遠い精神状態で、たてかけたギターを眺め、少し手に取っては戻し、またしばらく眺めてという日々がしばらく続きました。

買った教則本の前書きにはこうありました。
「ギターがある毎日はとても楽しいです! 本当に本当です!」

演奏の手引きしてくれる人もおらず、何も弾けず八方塞がりでしたが、
とりあえずこの言葉を信じてみようと思った僕は、ギターをプレステ2のために売るのはやめて、もうしばしギターと向き合うことにしました。

習っていればまた違ったと思うのですが。そんな渋いスタートでした。
でも自分なりに模索して続けていくなかで少しずつ演奏の楽しさに気付いていくことができました。
ここまで続けてプロになったことまで考えると「楽器は楽しい」を通り越して人生まで変わったと言えます。

好きな曲を一人でつま弾いたり、みんなと一緒に弾いたり、ステージに立って弾いたり、楽器は他ではできない体験をもたらしてくれます。
あとなにか1つでも楽器をやっていると他の楽器の音もよく聴こえるようになるので、今まで聴いてCDが違った形で聴こえてきます。
音楽をもっと深く聴き込めるようになるのも楽しみの1つです。

もしギターでも、ウクレレでも、ベースでもドラムでも、何か始めようと思っていたらぜひ始めてみてください。
もし楽器はやっぱり難しいなと思っても、解決方法はなにか絶対にあります。
やめないでぜひ続けてみてください。
他のことでは出会えないものに絶対に出会えるはずです。