2014年6月7日土曜日

メロディーとスケールを関連づける。メジャーキー編


最近、改めてスケール練習に取り組んでいる。
当たり前のようではあるけれどもギターという楽器を操る上でどこにどういう音が散らばっているかを把握することは欠かせない。

問題はそれをどのようにそれを把握するかだ。
丸暗記のような把握の仕方では実践では役に立たない。
それはメロディーを弾く場合でも一緒だ。
メロディーとスケールを関連づけることにより、暗闇だらけだった指板が一気に照らされる。
スケールやメロディーを覚えるというよりもどのように指板を見ているかという捉え方が重要になってくる。

メロディーを弾く時は指板状に広がる様々な場所のドレミファソラシド達の中から使うポジションを決める。
その際、やはりドの位置が基準となる。
一番登場頻度が多いのは2弦と4弦状のドから始まるポジションだろう。 
Key=Cならば2弦13フレット、または4弦10フレットからそれぞれ中指で始まるポジションだ。
2弦13フレットからのドレミファソラシドは6弦12フレットから始まるEフリジアンの中に内包されている。
同じように4弦10フレットからのドレミファソラシドは6弦8フレットからのCアイオ二アンの一部だ。
また3弦5フレットからのドレミファソラシドも使用頻度が多い。
これは6弦5フレットからのAエオリアンだ。
このように指板を捉えられると5フレットから15フレットの1弦から6弦すべての音を網羅できるかつ、メロディーで使う頻度が多いドレミファソラシドも的確に掴める。
またこの3ポジション間の移動もスムーズになるのだ。

5弦上のドからドレミファソラシドを始めたい場合はリディアン、6弦上から始めたいはアイオ二アン、あるいはロクリアンでもいい。
ロクリアンならば中指から始められるのでストレッチなしでドレミファソラシドが弾ける。
しかしこの辺りの登場頻度は比較的少ないかもしれない。

ポイントは関連づけであると思う。
メロディー、そしてそれを内包するスケール、さらにはそのスケールが生み出すコードまで合わせて見ることができれば非常にシステマチックに運指を管理できるだろう。