2017年6月10日土曜日

Help!のメロディーコンセプトに感動!



今日は黒崎くんと撮影に向けて採譜と練習。
Bメロのメロディーの音使いの妙に気づき感動!

Help me if you can I feel’ down〜からのところなんですが、ここは同じメロディーが3回繰り返されます。
そしてコードだけが1回目はBm、2回目はG、3回目はEと変わっていきます。
まあこの手の展開はよくあるっちゃあるんですが、ここのメロディー、初めの5音はBm,Gにとってテンションなんです。
つまり伴奏のハーモニーにない音なんですね。

BmとGはこのようにコードにない音から始まるスリリングな展開。
そして3周目のEでは今までテンションだった音がEのコードトーンにになるのでここで一旦落着。
しかもここからコーラスが入ってきっちりEのハーモニーを歌います。
素晴らしいタイミング!

しかしEのコードはこの曲キー、Aメジャーではドミナント、つまり落ち着かずに次のコードに向かいたくなる機能を持ったコードです。
メロディーは一旦落ち着いてもまだコードは落ち着き切っていない、そこから半音進行のこれまた緊張感のあるフレーズを挟んで、Help Meのところで歌詞もコードも落ち着くという展開。
Help!というメッセージにきっちりとハマる緊迫感のある展開。
Helpが名曲なっている理由が一つ解明できたと思います。

ジョンの曲はコンセプトがなかなか見抜きにくかったのですが観察眼が一つ鋭くなった実感もあって嬉しい!

譜面にまとめてきっちり発表せねば!