2012年8月15日水曜日

作品をたくさんつくる。長く活動する。

最近、師匠やレーベルの仲間とよく話題に上ることが
「もっとコンテンツを作らないと!」ということです。

レコーディング作品はもちろんYouTubeの映像、ウェブの記事、そして今書いている所感のようなブログも含め、
自分たちのアーティストとしての活動を形にして世に出していかねばなりません。

僕らSonascribeはこの夏で結成2年になりますが今発表しているシングルは2枚、録音を終え発表を控えたものが1枚です。

もっとスピードアップをして自分達を世にだして行かねばならないと思います。


トップアーティストは質も去る事ながら膨大な量の作品を残しています。

例えばPat Metehnyはこの2年間で3枚のアルバムを発表しているんです。

またBeatlesはデビューから解散までのしていた8年間に213曲、アルバムにして11枚(Yellow Submarineを含めれば12枚)発表しています。6~7ヶ月でアルバム1枚というハイペースです。

1枚目のPlease Please Me発表が1963年の3月です。そこから2年以内に4枚目のBeatles For Saleを発表しています。しかもその間に映画も1本発表しています。

Rolling Stonesも60年代はビートルズと同等のペースでアルバムを発表し、ペースが落ちた時期も有りながらコンスタントに作品を発表し最前線に立ち続けています。

Stonesのすごい点は活動を50年もの間続けているということです。幾度かのメンバーチェンジこそありましたがこれほど長くバンドとして活動しているミュージシャンは他にいません。

このキャリアが彼ら自身を今の不動の地位に押し上げたのだと思います。

他にも60年代のイギリスには素晴らしいバンドが数多くありましたが今なおBeatlesやStonesほど存在感を放っているバンドは稀です。

Zombies,Procol Harumなどは現在でも色あせない名曲を残したにもかかわらず、知る人ぞ知るといった扱いになってしまっている気がします。

それはやはり彼らが残した作品が少なかったり、活動期間が短かったりしたためだと思うのです。

Zombiesはアルバムを2枚発表してすぐに解散、Procol Harumはもう少し長く活動しましたがメンバーチェンジが多く前期と後期では別のバンドになってしまいました。

作品という形で自分の活動を少しでも多く世に放つ事、とにかく長く弛まず続けること。
この2つは事をなすためにとても大事な事なのではないかと思うのです。