2017年9月19日火曜日

ジミとコードトーン



楽曲のアレンジ制作において、ギターソロのパートというのは僕にとっては一番難しいものです。
ソロといえばリード奏者にとっては一番の見せ所、とても楽しいところのような感じがするのですが一番難関なのです。

その理由は好き勝手にできるから。
完成形のガイドやかっこいいか悪いかが唯一の答えとなるようなところなのでなんとも悩みます。

かっこいいソロとなると漠然としているのですが、どのようなソロがかっこいいのかというとその鍵はコードトーンとコンセプトです。
いいソロというのはそのフレーズだけからもコードの流れが聴こえてくるようソロです。
その鍵がコードトーンです。
いうなればコードトーンをいかにうまいこと繋ぐか、またはコードトーンにいかにうまいことたどり着くかというのが詰まる所、一番の命題となるのです。
そのコードトーンへの行き方がコンセプトですね。

例えば同じリズムを何回か繰り返すとか半音でアプローチするとかそんなのがコンセプトですね。

ざっくり言うとコードトーンをダイアトニックノートで繋ぐとポップなラインに。
これはパットメセニーのソロの前半部分でよく見られるかと。
コードトーンを半音階だけで繋ぐと同じくパットのソロの盛り上がりで聴かれるターゲットノートアプローチになります。
コードトーンをペントニックで繋ぐとジミヘンぽくなります。
ジミに関しては今の所まだ仮説です。
しかしコードトーンを狙っているのは間違いないので、コードトーンとペンタというのがジミのかっこよさの理由じゃないかと睨んでいます。
ひいてはロックとジャズの融合というテーマにも絡んでくる事象かなと思います。
このあたりはいずれまた詰めて発表したいですね。