2017年9月11日月曜日
秋の初めと昔の話
夏の終わりのこの季節になると地元の兄ちゃんのような存在だった先輩を思い出す。
もう13年前だけれども水難事故で亡くなったのだ。
僕が小学校1年の時に彼は6年生。
毎日朝迎えにきてくれて一緒に登校した。
当時は友達に次男のヤツが多かったし、兄ちゃんという存在が欲しかった。
もしかしたら彼も弟が欲しかったのかもしれない。
もしそうだったなら嬉しい。
彼の家にはバスケットのゴールがあってよくバスケを教えてもらった。
ちょっとしたイタズラにも良く連れてってくれた。
その一つ一つにやたら感動し、本当に憧れの先輩という存在だったのだ。
彼が卒業して中学生になってもしばらく家に遊びにいっていた。
でも当然その回数は減っていっていつしか会わなくなってしまった。
田舎なのでその辺で偶然出くわしてもよさそうなもんだったけれども不思議とそういうこともなく。
久しぶりに会いたいなあとボケッと思っているうちに彼は旅たってしまった。
忘れもしない高2の夏休みの最後の日だ。
それはもう泣きじゃくった。
そして今でもたまに思い出して泣いてしまうこともある。
そのくらい彼のことは大好きだったのだ。
会いたい人には会って、好きな人には好きだと言って、感謝してる人にはありがとうと伝えるのが大事なこととはみんなわかっているんだけれど、なかなかできなかったりする。
でもそれは本当に大事なことだと思う。