2014年11月27日木曜日

We're On The Mission From God


The Blues Brothers、僕のもっとも好きな映画だ。
DVDで持っていて何度も観ている。そしてその度に感動して泣きそうになってしまう。
R&Bの豪華なミュージシャンによるライブ、ハチャメチャなコメディーシーン、カーチェイスなどこの映画の魅力は色々あるけれども、この映画を名作足らしめているのはこのスト−リーで描かれる主人公ジェイクとエルウッドの「揺るぎない信念」を持った生き様だと思う。

二人は孤児院で一緒に育った義兄弟で、兄のジェイクが出所するところから物語は始まる。
その孤児院が税金を払うことができないために存亡の危機に瀕していることを知った二人はバンドでお金を稼いで孤児院を救うことを思い立ち、昔の仲間達に会うため奔走する。

その額は5000ドル、期限は数日間しかない。
堅気の仕事についている仲間達を無理矢理引っ張り戻す。
合い言葉は"We're on the mission from God"
警察とトラブっても気にせずライブを強行する。
追われても「神の使途は捕まらん」と気にもとめず平然と逃げ切る。

その根底には自分たちの育った孤児院を何としても守るという信念がある。
信念を曲げることは愚か、それができないという考えは微塵も持ち合わせていない。
物語のかなり最初で「バンドを再結成してギグをやれば5000ドルは軽い」と言い切っている。これはとても好きな台詞だ。
実現できると思っているのではなく実現すると知っていると言った方がよいだろう。

ハイライトであるライブのシーン、ハーモニカを吹くエルウッドの肩に手をかけて歌うジェイク。
まさに彼らが信念をかけて歌っているこのシーンで僕はいつもやられてしまう。
そして自らも揺るぎない信念に満ちた音を出さねばと、情熱を再燃させてくれる。
まだまだ自分に課せられた使命はいっぱいあるはずだ。
それに向かってなりふり構わず進んでいきたいと思う。