2018年4月2日月曜日
感動体験
最近、ミュージシャン仲間と感動体験が大事!という話をよくしています。
練習にしても作品作りにしても研究にしても、成果を出すためにはそこに入れ込む熱が必要でありその熱を生む根幹は感動だと思うのです。
例えば音楽を作る中でギターさえ弾ければいいというものではなくベースやドラムの技術や知識、またそれに伴う感覚というのものは大きなアドバンテージになります。
そこでベースやドラムも練習しようという話になるのですが、単にベースラインの作り方とか8ビートのパターンとかを学べばいいというものではありません。
8ビートのパターンを弾けることと8ビートの音楽を演奏できることとは違います。
パターンの羅列ではない音楽を演奏するためには、しかと音楽を聴きそれがどんなものかを知り、心に刻む必要があります。
この心に刻む行為こそが感動なのではないでしょうか。
この曲のドラムがめちゃくちゃかっこいい、あの曲のベースがすげー!と純粋に思った時、それは心に刻まれ練習の目標や熱量そのものになっていくのだと思います。
ただし感動というのは受動的な態度で自然に生まれるものではなく、自分から感動しようと心を開いている必要があります。
感情の振れ幅を大きく持っての積極的にめり込んでいくような感じ。シンプルに言えば思い込みが激しいくらいでちょうど良い。
そうしようと思っていれば例え気持ちが平坦だったとしても少しづつ波打つようになるのではないでしょうか。
ちなみに僕は結構思い込みが激しい方です。
ぼくの音楽家人生だって、ちっぽけなラジカセで聴いた一枚のCDのギターの音から始まっているのですから。