2018年3月20日火曜日
英語をうまく歌うには?
今日は英語の歌をうまく歌えないという生徒さんの相談を受けて、弾き語りのレッスンをしました。
まず英語がうまく歌えない、あるいは歌えないと思ってしまっている理由には以下の事柄が挙げられます。
・英語力に自信がない(喋れない、授業が苦手だったなど…)
・発音に自信がない(rやthなどの発音が苦手、あるいは歌の中でそれができない。)
・英詞をリズムの中にうまく収められない
まず英語力や発音に関しては歌にはあまり関係ないと思います。
まず英語力に関して。
その場で考えて喋るわけではないので英語の能力はさほど関係ありません。
それは英語が苦手という人よりも英語が好き!得意!という方の方が英詞が頭に入って来やすいのは確かです。
しかし歌おうと思っている時点でその曲には少なからず興味があるわけですし、英語力をハンデに思う必要はありません。
次に発音に関して
歌というものは基本的に滑舌よく言葉を発するものではありません。
一つ一つの言葉をハキハキと発音してはなんとも色気のない歌になります。
それは英語も一緒でたとえネイティブでも歌詞がよく聴こえないような歌もあるみたいです。
もう一つ、イギリス英語ではrは舌を巻かずに発音します。
ポールマッカートニーなどは特にそうした発音が顕著でhereなどはヒアと日本語と変わらないような発音で歌っています。
なので英語特有の発音にこだわりすぎず、ピッチや声量が安定を優先した発音で歌いましょう。
そして英詞をリズムに関して。 英詞をうまく歌うには英語ならではの単語の繋がりを把握するのが大切です。
そこがうまくつかめていないと単語がリズムやメロディーの中に入りきらず、歌えないという事態になります。 そこで歌詞をアルファベットではなく、聴こえたままの形でカタカナで書いてみましょう。 リスニング力に自信がなくても歌詞カードを見ながら聴けばなんとなく聴こえてくるはずです。 単語のつながりやリズムのハマりが体感できていくはずです。 また聴いたことをそのまま自分で歌えるというのは大きなアドバンテージとなります。 その能力の練習としてもおすすめです。
英語に関して気構えしすぎずに、日本語と同じように聴いて覚えて歌うというシンプルな取り組みが大切です!